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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第四十三話 真断罪王Σ 対 銀装天使アポリオン!仕事中に仕事と全く関係のない話をしていたり、人の悪口を言うやつは一輪車に乗って高速道路逆走しろ!
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末のォォォォォッ!シグマブラスタァァァァァァァァッ!」
真断罪王Σに変神した僕の全身から放たれたビームの雨がリンナの両親が経営している豆腐屋のあるあたりに降り注ぐ。
「どう、あんたがバカにしてた豆腐のすごさ思い知った?」
「いいのか、豆腐の話なんかしていて」
「あんた!まだ豆腐のことバカにしてんの?」
「お前の両親が経営している豆腐屋のある町あるだろ、今、火の海になってるぜ」
「ほ、本当だ!あんたなんてことを!でも私のアポリオンウェーブの影響下にありながらなぜ、攻撃できたの?」
「五感で感じることができなければ、心の目で確かめるだけだ。お前の両親も両親の豆腐屋、俺はお前の大切なものを今、粉々に破壊してやったぞ!どうする?まだ生きるのか?」
「あ、あんただけは絶対に許さない!アポリオンウェーブ最大出力!」
僕の目の前が真っ白になる。
僕は気がつくとリンナの両親が経営している豆腐屋の作業場にいた。
「今日からこの店で働く、宅間セメル君だ、みんなよろしくな」
僕の目の前には豆腐屋の作業服に身を包んだ従業員達がいる。
「僕の名前は宅間セメルです、今日からお世話になります。よろしくお願いします」
僕の脳はこれがアポリオンウェーブによる幻覚であると警鐘を鳴らしている。
豆腐屋のみんなは本当に優しくて僕はすぐに仕事を覚えることができた。
お昼休みになると、お弁当の中身がイヌサフランと大量のムカデだった僕を心配した、リンナのお父さんがムカデ弁当の代わりに豆腐を食べろと言ってきた。
僕はリンナお父さんに素手で手渡された豆腐を食べた。
とてもおいしかった。
豆腐の味は高熱を出して洗面器に吐しゃ物を吐き出したばかりの口腔内に充満する強い酸味を思い出させる。
僕は感動のあまり、作業場のキッチンから包丁を持ち出して、僕にやさしくしてくれた豆腐屋の従業員たちを斬殺していた。
僕は豆腐屋の従業員たちに感謝の言葉を送りながら、包丁で従業員達を切りつける。
「今日まで本当に色々お世話になりました!」
僕に斬殺された豆腐屋の従業員たちは皆、笑顔を浮かべながら両手に持った募金箱を天にかざしている。
リンナの両親の肉体がアイスクリームのように溶けていく。
募金箱に、リンナの両親の顔が印刷された紙幣がたまっていく。
そして募金箱がいっぱいになると、募金箱が炎に包まれて豆腐屋の作業場を火の海にしてしまう。
僕はそこで、なにもしないまま、逆立ちをしている。
ここから逃げなければ焼死するとわかっていながら、逆立ちを続ける。
僕の体が火の海に包まれる、僕に斬殺された豆腐屋の従業員たちが満面の笑みを浮かべ涙と鼻水を流しながら逆立ちをしている。
でも逆立ちを続ける豆腐屋の従業員の目と鼻から流れる涙と鼻水は重力を無視して天井に向かって流れている。
リン
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