暁 〜小説投稿サイト〜
超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第四十三話 真断罪王Σ 対 銀装天使アポリオン!仕事中に仕事と全く関係のない話をしていたり、人の悪口を言うやつは一輪車に乗って高速道路逆走しろ!
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

床に大量の豆腐が散らばる。
「いらねぇよバーカッ!死ね!」
「あんた、売り物になんてことするのよ!」
「うるせぇ!建物の中にバイクで入ってくんじゃねぇよバーカッ!死ね!」
「不法侵入者に言われたくないわよ!」
「おめぇも不法侵入者だろバーカッ!死ね!」
「残念だったわね、私は銀装天使アポリオンの操縦者で豆腐屋のリンナよ!」
「仲間が皆殺しにされてんのに不法侵入者に豆腐売りつけてんじゃねぇよバーカッ!死ね!」
「あんた!さっきからバカバカうるさいのよ!私が本気出せば、あんたなんて即死なんだから!」
僕はリンナに向かって両手の中指を立てながら太極拳を行う。
「うるせぇ!バーカッ!死ね!バーカッ!うるせぇ!死ね!バーカッ!うるせぇ!うるせぇ!うるせぇ!うるせぇ!バーと思わせてからの死ね!」
「その言葉必ず後悔させてあげるわ!出でよ!アポリオン!」
リンナが天井に向かってラッパを吹く。
至高天関西支部が爆発し、煙の中から巨大人型兵器・銀装天使アポリオンが姿を現す。
「豆腐の仇うたせてもらうわよ!」
アポリオンの巨大な手が、断罪王Σに変神した僕の体を握りしめる。
「シンゴォォォォォォォォーッ!」
断罪王Σの筋肉が膨張し、皮膚を鋼鉄の装甲が覆い、全身が巨大化する。
断罪王Σを掴んでいたアポリオンの手が爆発を起こし、瓦礫の山と化した至高天関西支部に真断罪王Σとアポリオンが向かい合う。
アポリオンの全身から目に見えない衝撃波が放たれる。
しかし、真断罪王Σにはなんのダメージも発生しない。
だが次の瞬間、僕の目の前に豆腐の製造過程の映像が流れる。
「これがアポリオンの脳波攻撃、アポリオンウェーブよ」
「貴様、こんなふざけた映像を俺に見せてなにがしたいんだ!お前は本当に僕を倒す気があるのか?」
「もちろん、そのつもりよ。でもその前に、あんたが今日、台無しにした豆腐がどういう過程で作られているのか知ってほしいのよ」
「それは、つまり、お前はいつでも僕を殺せると、そう言いたいのか?」
「その通りよ、でも今は豆腐の製造過程の映像を見なさい」
僕の目の前で豆腐の製造過程の映像が流れ続ける。
「豆腐はとっても体にいいのよ!」
リンナの両親と思われる老夫婦が手慣れたしぐさで豆腐を作っている。
「あれはお前の両親か」
「そうよ、この辺で豆腐屋を営んでいるわ。私も今日みたいに手伝える日は手伝ってるのよ、私の夢はお父さんとお母さんが作った豆腐で世界中のみんなを笑顔にすることなの」
俺はこの世界の全てが記された終末黙示録にアクセスしてリンナの両親は経営している豆腐屋の住所を特定した。
両目をつぶると、アポリオンウェーブにより遮断されている現実の景色がぼんやりと脳内に浮かんでくる。
視界が悪いが、おそらくこの辺のはずだ。
「終
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ