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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第四十話 断罪王Σと性格最悪美少女エリナ。職場で言葉を使わずに行動のみで嫌がらせをしてくるやつはニンニクを大量に食って深夜に自宅のトイレ故障しろ!
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僕は今日も行き先も決めずにただ歩き続ける。
おもちゃ屋さんの前にはゲームの発売日なのか長蛇の列ができていた。
そして、今、おもちゃ屋さんに来たばかりの長髪の両サイドにつけられたピンク色のリボンが特徴的な美少女が堂々と先頭の列に割り込む。
「ちょっと君!いくらなんでもそれはルール違反だろ!」
「うるさい!私がいったい何したっていうのよ!」
美少女は最初に先頭に並んでいた人に罵倒を浴びせると、その人を蹴り飛ばして列から外した。
美少女の後ろに並んでいた人々からブーイングが起こるものの、美少女はまるで気にしていない。
そして、列の先頭を暴力で勝ち取った美少女はその店にある発売日の新作ゲームすべてを一人で購入してしまった。
そして美少女は今日発売の新作ゲームを買えなかった人々の前で、大量のゲームソフトが入った紙袋を車道に放り投げる。
車道を走っている大きなトラックのタイヤがゲームソフトが入った紙袋を潰して走り去る。
美少女は顔に満面の笑みを浮かべながら、新作ゲームを購入できなかった人々に向けて、両手の中指を立てる。
美少女は満足したのか、スキップをしながら、どこかへ行ってしまった。
「エリナちゃん、またあんなことを... 」
いつのまにか僕の横にいたメガネをかけた美少女がエリナちゃんのことを心配していた。
「あの子、エリナちゃんっていう名前なんだ」
「はい、実家がお金持ちのお嬢さまなのでこのあたりじゃ有名なんですよ」
「なるほどね、でも、いくらなんでもお金がもったいないと思うんだけど」
「そうなんですよね、私もエリナちゃんの友達なんですけど、エリナちゃんのことよくわからないんです」
「君、名前は?」
「ハルナです」
「ハルナちゃんはもしかして今日発売日のゲームを買いに来たの?」
「はい、そうなんです。私、エリナちゃんの友達として、エリナちゃんを叱ったほうがいいのか、それとも応援してあげた方がいいのか迷ってるんです」
「僕はお互いに本音を言い合えない友達は友達とは呼べないと思うよ」
「私も、そう思ってます。でも、もしエリナちゃんに嫌われちゃったらと思うと不安で」
「じゃあ、僕と一緒に説得しにいこうよ」
「いいんですか?」
「ああ、なんかおもしろそうだからね」
僕とハルナちゃんは町中を歩き回ってエリナちゃんを見つけた。
エリナちゃんはスーパーの駐輪場に停めてある自転車の列を蹴る。
横に並んだ自転車がドミノ倒しのように倒れていく。
エリナちゃんは横に倒れた大量の自転車を見て満足したのか、スキップしながら移動を始める。
「エリナちゃん!」
ハルナちゃんがスキップしているエリナちゃんの背中に向かって叫ぶ。
「あ、ハルナじゃん」
「エリナちゃん、一緒に自転車、もとに戻そう」
「はぁ?何言ってんの?自転車倒した
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