第五百五話 温泉も楽しみその十七
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「入浴中は脱ぐが普段はだ」
「ズボンは絶対だね」
「そうだ、男性陣も目のやり場に困る」
「上着で見えなくても?」
「ちらちらと見えるだろう」
「あっ、身体動かすと上着も動くからね」
「そうだ、本当に気をつけろ」
ズボンを穿くことはというのだ。
「いいな」
「そこまで言うなら仕方ないなあ」
「仕方なくでなく当然だ」
「ズボンを穿くことはだね」
「後片付けにだ」
それにというのだ。
「そしてだ」
「悪戯とだね」
「起きることもだ」
このこともというのだ。
「全てだ」
「やらないと駄目だね」
「そうだ、天道さんはしっかりしているぞ」
その彼はというのだ。
「そうしたこともな」
「そうだね、確かに」
「ライダーの人でもそうしたところはいい加減な人はいるが」
いるにはいるというのだ。
「しかしだ」
「僕程じゃないんだね」
「そうだ」
実際にというのだ。
「見ればわかるな」
「そういえばそうかな」
「だから見てだ」
そうしてというのだ。
「手本にすることだ」
「戦いや人間としての在り方だけじゃなくて」
「日常生活でもな」
こちらのことでもというのだ。
「そうすることだ」
「そうなんだ」
「そうだ、兎に角お前の生活は酷い」
こう本人に話した。
「特に軍人としてはな」
「軍人らしくないかな」
「極めてな」
「それで言うんだ」
「そうだ、だからお手本にしろ」
「ライダーの人達をお手本にしたら問題ないグル」
グルも笑って話した。
「だからグルも賛成グル」
「そうだな」
「恰好いいだけじゃないグル」
グルはバルクホルンに応えて話した。
「人としてもグル」
「立派な人達だからな」
「エーリカさんもそうするグルよ」
「グルもそう言うんだ、けれどお手本にするにしても」
エーリカは腕を組んで話した。
「やっぱり僕には難しいかな」
「全く、お前はいつもそうだな」
「まあそれがエーリカの持ち味だからね」
英理子は笑顔で話した。
「そういうことでね」
「受け入れろというのですか」
「私はそれでいいと思うわ」
「ううむ、軍人としてはどうも」
「まあそういわないでね」
「そこでお前が言うなら」
「けれど僕は普段はね」
「仕方のない奴だ」
バルクホルンはむくれた、だが今はそれ以上は言わないっでだった。
そのうえで風呂を楽しんでいった、そうしてくつろぐのだった。
第五百五話 完
2022・1・23
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