第五百五話 温泉も楽しみその十四
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「そうしたのよ」
「そうでしたね」
「そうした意味でシドや戦極凌馬と同じだったわ」
仲間であった彼等と、というのだ。
「自分のことしか考えないで」
「他の人のことは一切考えない」
「その彼等とね」
「若しそのままだったなら」
トゥアールは真顔で述べた。
「私達と今ここにいないわね」
「間違いなくね」
「そうよね」
「だから私も変われてよかったわ」
成長出来てというのだ。
「本当にね」
「人間変わらないと駄目な時があるんですね」
燦もこのことがわかった。
「さもないと大変なことになる時もあるんですね」
「というか若し港さんが変わらなかったら」
悠姫は思った。
「ライダーの誰かに倒されて」
「スサノオの手駒でしたね」
春姫が応えた。
「そうなっていましたね」
「そうよね、そう考えたら」
「湊さんは変わられてよかったです」
「成長出来て」
「私もですね」
リリルカは自分のことをここで思った。
「若しあの時ベル様とお会い出来て変われなかったな」
「自分あの地獄におったままやったで」
ロキがリリルカに述べた。
「ほんまにな」
「そうでしたね」
「あの坊主に会ってよかったわ」
ロキはこうも言った。
「ほんまにな」
「そうですね」
「変わる、成長することは誰かに会ってもですね」
「そうね、なるわね」
ラムはレムの言葉に頷いた。
「そうした場合もね」
「あるわね、姉様」
「そう思うわ、レム」
「私達なんてリムルに会わないとどうなっていたかしら」
「想像出来ないですね」
トライアは自分の頭の上で寝ているラミリアに応えた。
「とても」
「そうよね」
「リムル様にお会い出来てです」
「変わってね」
「成長出来ましたね」
「私も成長した?」
「そう思います」
こう主に答えた。
「まことに」
「そうだったらいいけれどね」
「何か私は全然変わらないって言われるけれど」
アクアは自分の評価を述べた。
「どうなのかしら」
「変わっていってるっすよ」
はじめがそのアクアに微笑んで答えた。
「どんどん親しみやすくて仲間思いになってるっす」
「そう?」
「最初からかなりそうですが」
そうした性格でというのだ。
「愛嬌もよくなって」
「だったらいいけれどね」
「確かにアクアさんいい女神様ですよ」
樹が見てもだ。
「本当に」
「そうなのね」
「はい、ですから私達もです」
「一緒にいられるとか?」
「そうです」
その通りだというのだ。
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