第百二十三話 黄蓋、策を見破るのことその九
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です」
それは決してだとだ。命も彼女を止める。そうしてだった。
刹那を探していた。しかしだ。
彼の姿はまだ見えない。それで言うのだった。
「例え見つけてもです」
「私の命はですか」
「はい、粗末にしてはいけません」
命自身も言うのだった。彼女を止める為に。
「私もいます。ですから」
「ですからですか」
「守矢さんと楓さんのお話を御聞き下さい」
「そうするべきですか」
「この戦いでは多くの戦士達が集っています」
命が言う根拠はここにあった。
「貴女だけが背負うものでないのですから」
「私だけが」
「貴女は生きられます」
封じることによってだ。命を捨てることもないというのだ。
「私にはそれが見えます」
「私は、生きる」
「そうです。貴女の命は消えていません」
命も巫女だ。だからこそ見えるのだった。
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