第70話 怪盗紳士
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のなんてオリビエ位だって。
「見喰らう蛇は放っておけないけどそれがクローゼを狙ってるって言うなら猶更よ!あんたはここであたしがやっつけてやるわ!」
「ん、友達を狙う変態はやっつけるべき」
「エステルさん……フィーさん……」
結社全体の狙いではないだろうけどこのブルブラン個人の狙いはクローゼなのは間違いないね。なら友達として放っておけないよ。
「やれやれ、姫との時間を邪魔するとは無粋な連中だ。『彼』がいたなら相手をしてもよかったが……今回はここの守護者に相手をしてもらおうか」
ブルブランがそう言って指を鳴らすと奥に会った扉が開いて四足歩行の魔獣が現れた。しかもその魔獣は前に地下遺跡で見た機械みたいな魔獣だった。
「な、何よコイツは!?」
「甲冑の人馬兵!?」
どう見ても仲良くできそうにないね。戦うしかないか。
「クローゼ、援護をお願い。エステル行くよ!」
「分かったわ!」
わたしとエステルはそう言って人馬兵に向かっていった。人馬兵は巨大な剣を叩きつけてきたがわたしとエステルは左右に跳んで回避する。
「アナライズ!」
そして魔獣のデータを解析する。どうやら土と水に弱いみたいだね。
「クローゼ、こいつは水系のアーツが有効だよ!」
「分かりました!」
クローゼは水系のアーツが得意なのでここはわたしとエステルで時間稼ぎをしよう。
人馬兵の振るう剣を足場にして奴の顔に張り付き顔に銃弾を撃ちこんだ。怯んだところにエステルが金剛撃で追撃をする。
でも流石に固くそこまでダメージは与えられていないみたいだね。なら脆い部分を狙うとしよう。
再び上段から振るわれた剣を横にステップで移動して回避する。攻撃は激しいけど動きは鈍いみたいだね。
「はっ!」
連続で斬り付けてきた人馬兵の攻撃をエステルがスタッフで逸らして隙を作る。そこに再びわたしが飛び掛かって今度は腕の関節に手榴弾を詰め込んだ。
激しい爆発と共に人馬兵の右腕が地面に落ちた。これで連続攻撃は出来ないね。
でも油断はしないよ、こういう奴は奥の手を隠し持ってるものだからね。
わたしとエステルが同時攻撃をしようとすると人馬兵は動きを止めて胸から紫色の竜巻を放ってきた。やっぱり奥の手を持っていたか。
「フィー、行くわよ!」
「ヤー!」
エステルの合図と共にわたしはジャンプする、そしてバットのように構えたエステルは勢いよく振るった。
わたしはそのスタッフに押してもらい一気に加速する。
「サイクロン・リッパー!」
回転しながら風のアーツを発動して竜
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