第70話 怪盗紳士
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快な時間を過ごしたのは久しぶりだ。礼を言わせてもらうぞ、諸君」
「逃がさないわよ!」
「今宵はこれで終わりにしよう。次に相見える時を楽しみにしているよ、特に西風の絶剣によろしくと言っておいてくれたまえ、妖精」
「待て!」
わたし達はブルブランを捕まえようとしたが、ブルブランはまるで魔法のように消えてしまった。
「き、消えた……」
「し、信じられません……」
「わたしがしっかりしてれば……」
エステルとクローゼはブルブランが消えてしまった事に驚いていた。わたしは怒りで我を忘れて奴の術中に嵌ってしまいクローゼを危険な目に合わせてしまった事を反省する。
「……とにかく今はこのことをすぐにギルドに報告した方が良いよ。そういえばドロシーは?」
「彼女なら一旦学園に戻ってもらったよ。その際にラウラ君と合流したんだ」
「そうなんだ」
なるほど、その時にラウラとオリビエは合流したんだね。
「ラウラとはいっぱい話がしたいけど今はそうもいかないね」
「そうだな、リィンがいないことが気になるがまずはすべきことをするとしよう」
久しぶりにラウラに会えたからいっぱいハグしたかったけど今はこのことをギルドに報告することを優先しよう。
「リィンは大丈夫かな……」
わたしは幽霊船の調査に向かった想い人の無事を願った。
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