第二千三十八話 忍者じゃない
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第二千三十八話 忍者じゃない
狸がシンガポールで飼われました、するとシンガポールの人達はその狸を見てこんなことを言いました。
「日本の生きものだから忍術を使うんじゃないか?」
「化けるらしいぞ」
「一体何をするんだ」
「どんな不思議なことをするんだ」
「いえ、何もしませんが」
日本はシンガポールの人達に答えました。
「特に」
「えっ、そうなんですか?」
「だって日本さん忍術使えますよね」
「それに忍犬なんていますし」
「それなら狸だって」
「忍犬も創作です」
お話に出たそちらもというのです。
「それで狸もです」
「そうしたことはしませんか」
「そうなんですね」
「日本さんの生きものでもですか」
「そんなことはしないですか」
「はい、化けることもないです」
このことも言うのでした、同じアジアでも日本のことについて誤解する人はいて狸もそうだったりします。
第二千三十八話 完
2022・8・15
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