R2話 You【あなた】のためなら
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「じゃあ??私はあなたの事……呪います。絶対絶対絶対……呪い殺す。」
「ほう……!」
二者の圧倒的なプレッシャー……もし周りに人がいれば威圧に卒倒していたに違いない。某漫画で例えるならば、強者のオーラといったところか。
そんな時間が数秒流れて……その沈黙が破られる。
「ったく…白けるぜ。」
「????」
歩夢は未だに呪いを掛けんばかりの重い目線を浴びせ続ける……が、視線を侑に変える。
「ま、せいぜい俺のサンドバッグとして鍛えておけ…侑。」
ピカッと閃光の如く一瞬の間であった……
「えっ……消えた!?」
一瞬の幻のようにその姿は消えていた。
????※????
「まさか社長さんがこのドライバーのこと知ってたなんて……」
「あぁ。ゼロワンドライバーは私が復元したものだ???紛失したそれを君が手にしたという情報を手に入れてね…虹ヶ咲学園に顔を出したのもそのためさ。」
「そういうことだったんですか???」
暗くなる道中で侑と歩夢は納得する。
続けてイフトはあの件について、話を拡大させていく。
「それで…スクールアイドル同好会は?」
「廃部になったって生徒会長が???」
「そうか??やはり…か。」
侑が話したことをまるで推察していたような口ぶりに対して、歩夢は疑問を感じる。
「どういうことですか?」
「スクールアイドル???謎の怪人たちが頻繁に会場に現れ、人が襲われている。仮面ライダーとはその怪人を倒すため蘇ったテクノロジーだ。」
「何で怪人たちはスクールアイドルを……」
「さぁ。たまたまかもしれない??だが、私はそれでもスクールアイドルは存在するべきだと思っている。」
「どうしてそこまで……?」
歩夢はイフトに聞く……彼は自信ありげな笑みでこう答える。
「自分の好きなことを追求できる場所……それがスクールアイドルの根っこだ??自分を曝け出せる場所を応援しない手はないだろう?」
「「????」」
「おっと……少し時間も押している???また、学校で会おうじゃないか。」
イフトはそう言い残して別の道へと歩き去っていく。
歩夢と侑……生まれてからずっと一緒にいるこの2人が再び歩き始める。ただ??違うモノがある。
「明日は数学のテスト……って歩夢?」
「侑ちゃん??」
足を止める歩夢……ちょうど大きな階段が2人を交差するように。
何気ない世界に見える神秘的な光景??歩夢は口を動かす。
「2人で……2人で始めよう?」
「歩夢???」
「私ね……動画、見たんだ???せつ菜ちゃんだけじゃなく。侑ちゃんが思ったみたいに、私も
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