R2話 You【あなた】のためなら
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は実現しちゃったよ……」
「何か??わかってるみたいだったね。」
「うん……あれが天才社長って言われる所以なのかな?」
会えずじまいで学校の屋外ベンチへと座る侑と歩夢。落胆の色が見え隠れる侑を慰めのように、歩夢は話を続ける。
「残念だったね……」
「うん。」
「でも、虹ヶ咲の生徒ならいつか会えるんじゃ??!」
「いや……いいよ。辞めた理由もいろいろあるだろうしさ。何より???
グオオオオオオオ!!!
響く異形の声。
周り者たちは一斉に逃げ出していく……怪人現る。
「歩夢、行ってくる!!」
「侑ちゃん!」
侑はすぐさま髪を解き、その声の方へと向かっていく。歩夢は……無力であると分かっていても、ついていってしまう???プログラムされたかのように。
その2人に立ちはだかったのは……カメレオン形のステンドグラスの怪人??カメレオンファンガイアと言うべきか。
「確か……元は人間なんだよね???だったら、『僕』が戻す!!」
【JUMP!】
【Authorize!】
一人称の変化した侑はゼロワンドライバーにスキャン。プログライズキーの使用権限を得て、ベルトから巨大なバッタを顕現させる。
「変身!」
【プログライズ!】
【ライジングホッパー!!】
ゼロワンへと変身する???ファンガイアはその変身に興味を示さずに、逃げ遅れた人を見つめていた。
そして……
「うわぁぁぁぁ……うっ。」
「!!???人が…ガラスみたいに。」
2本の矢のようなものに刺された人は生命エネルギーを吸われ、跡形もなく消えてしまう……これ以上好き勝手させるわけにはいかない。
ゼロワンはすぐさまファンガイアに飛び蹴りを喰らわせる。
少し怯むファンガイアであったが、反撃として胸部に一発パンチを入れる。
「うっ…やっぱりキックは隙が大きいのか??」
「???!」
「えっ!?」
カメレオンファンガイア……その姿は突如として視界から消える。
戸惑うゼロワン。その背後から不可視の一撃、さらにもう一撃。離れていた歩夢の方まで転がってくる。
「侑ちゃん!大丈夫!?」
「ちょっと痛いけど……てか、もっと離れてないと危ないよ!!」
「う、うん……!」
歩夢がその場を離れようとする……だが、弱い者を狙わない手はない。
歩夢の左手が何かに引っ張られる。
「きゃっ!!」
「歩夢!!???ん?」
突如、歩夢の背後が光る。
すると今まで不可視であったファンガイアの体が炙り出されるように、顕現する???ゼロワンはすかさず右横
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