第二千三十四話 狸の王国
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第二千三十四話 狸の王国
フランスは妖怪博士さんが人間として人生を送っていた時に描いたあの伝説の妖怪漫画を読みました。
そこで八百八狸のお話も読みましたが。
「四国ってそんなに狸が多いのか？」
「俗にそう言われていまして」
日本はフランスにも答えました。
「本当にです」
「八百八狸が仕切ってるのか」
「そう言われています」
「そうした地域か」
「はい、あと高知県には白猿のお話がありまして」
山に棲む巨大な猿の妖怪です。
「犬神の本場でもあります」
「高知って七人の悪霊の話もあったな」
「実は結構妖怪に縁があります」
それが坂本龍馬さんの故郷です。
「そして四国全体はです」
「狸が仕切っていてか」
「狸の王国とさえ呼ばれています」
「そこまで凄いんだな
「狐がいないとさえ言われています」
日本にはそうした地域もあります、世界的には珍しい生きものでもやはり日本では馴染みがある生きものなのです。
第二千三十四話 完
２０２２・８・１３
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