第六百六十七話 攻撃を受けてその一
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攻撃を受けて
ゾロアスター級超巨大戦艦の複数の巨砲から巨大な光の帯が放たれた、その帯達は博士達が乗る機械の九頭龍を直撃した。それで竜に衝撃が走ったが。
「あれっ、特に」
「揺れてないよな」
「そうだね」
ライゾウとタロは野上君にそれぞれソファーの中に丸くなりながら話した。
「物凄く揺れてね」
「大地震みたいかって思ってたけどな」
「それ程でもないね」
「ぐらり位だね」
「それだけバリアーと装甲が凄いのかな」
「わしが造ったものじゃ」
博士は野上君達に落ち着いた声で述べた。
「確かに衝撃波来るが」
「然程ですか」
「そうじゃ、しかし揺れることは事実であるからな」
それでというのだ。
「野上君達にも話したのじゃ」
「衝撃が来るって」
「そうじゃ、それでじゃ」
博士はさらに話した。
「飲食もじゃ」
「控える様に話されたんですね」
「そうじゃ、それでじゃ」
博士はさらに話した。
「もう衝撃波来ないからじゃ」
「飲んで食べてもですね」
「よい」
野上君に話してだった。
これまで飲んで食べていたワインやチーズ、ドッグフードにキャットフードを出した。野上君が飲んでいる紅茶もだ。
「もう揺れん、巻き付くまではな」
「超巨大戦艦にですね」
「そうするまでな、そしてな」
「はい、今からですね」
「反撃じゃ、九つの頭の口と目からな」
「攻撃をするんですね」
「この九頭竜マシンは九つの口からレールガンやビーム、ミサイルを放ち」
そうしてというのだ。
「それぞれの目、十八のそれからもな」
「攻撃が出来るんですね」
「ビームを放てる」
そこからもというのだ。
「そして足の爪も全てを引き裂き」
「そちらの攻撃も出来るんですね」
「そしてな」
それでというのだ。
「尻尾の一撃もじゃ」
「凄いんですね」
「遠距離戦も近距離戦も出来る」
その両方がというのだ。
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