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DQ3 そして現実へ…  (リュカ伝その2)
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に持ってきたのは奇妙な植物。
「これはな『消え去り草』と言って、なんとコレを食すと姿が消せるんだ!どうだ、凄いだろう!」
「姿消して何だつーんだバ〜カ!何の役にも立たんじゃないか!」

「分かっとらんのぉ…姿を消せば、女湯や女子更衣室に入って観賞しまくりじゃぞ!」
「バカかお前は!?見るだけで何が楽しいんだ!!触って味わって、初めて楽しいんだろが!大体、見るだけだったら直接お願いすれば良いじゃないか!」
「バカはお前だ!お願いしたって見せてくれるわけないだろ!」
呆れた口調で怒鳴る老人…
「そんな事無いもんね!10人中7.8人は、お願いすればベッドイン出来るもんね!」
「そんなのリュカさんだけだろ…」
リュカ限定の意見に呆れる一同。

「ぐ…で、では、これなら!」
そして次に取り出したのは、ハートの形をした砂時計の様な物。
「これは『時の砂』と言って「まぁ!!時の砂ですか!?」
老人の説明を遮りマリーが驚き興味を示す。

「お父さん!時の砂って凄いアイテムなのよ!時間を少しだけ戻す事が出来るの!」
「よく知ってるのぉ…その通り、コレを使用すると5分だけ戻す事が出来るんじゃ!」
マリーの反応に気をよくした老人は、ドヤ顔でリュカに説明する。
しかしリュカは、怪訝そうな顔をして言い放つ…

「5分戻したからって何だっての!?まだ姿を消せた方が役立つじゃねぇーか!」
「お父さん…聞いて下さい。今後私達の前に、幾多の強敵が現れると思われます!そんな強敵等はどの様な戦い方をするのか分かってません。それなのに、行き当たりばったりで戦い、即死する様な攻撃をされたらどうします!?でも、この時の砂があれば大丈夫!私達の誰かが死んでしまっても、死ぬ前までに時間を戻せば、敵の攻撃に対し対処法を見いだせるのですよ!これって凄い事よ!」
マリーは皆を見渡し、アイテムの凄さを説明する。

アルルを始め、ティミーやカンダタなど皆が頷き感心している…
が、リュカだけは呆れた様に溜息を吐き、首を横に振っている。
「マリー…お父さんはガッカリだよ…人生にも戦闘にもやり直しなんて無い!だからこそ、その一度に全力を尽くすんだ…その繰り返しで、人は強くなる!でもやり直せると思った時点で、敵を見くびり戦闘を軽視するんだ!そんな戦い方をしたって、人は強くはならない…ここはゲームじゃ無いんだぞ!戦って敵を倒せば、それだけで強くなるワケじゃない!如何に戦い敵を倒したか…それが強さへの要素になるんだ!」
今度はリュカの言葉に感銘を受ける面々…

「さ、流石父さんは凄い!常に心して戦う…人生に楽な道は無いのですね」
「そうだよねティミーさん!それにやり直せたとしても、俺は仲間が死ぬ姿などは見たくないし…」
息子2人がリュカの意見に賛同し、時の砂の不
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