第二千三十一話 動きは鈍い
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第二千三十一話 動きは鈍い
動物園の狸を見てです、アメリカは日本に言いました。
「狐に比べておっとりしていないかい?」
「実は動きは鈍い方です」
「やっぱりそうなんだな」
「頭はいいですが」
化かすと言われているだけあってです。
「比較的です」
「動きは鈍いんだな」
「だから野生動物としては捕まえやすいです」
そうなるというのです。
「わりかしですが」
「それに凶暴さもなさそうだな」
「狐もそうですし」
「日本の野生動物らしいな」
「はい、ただ」
ここで日本はこうも言いました。
「昔は注意することがありました」
「何だい?それは」
「狂犬病です」
「ああ、昔は君のところにもあったな」
「はい、ですから」
怖くはあったのです、狂犬病は長い間日本にもあってそれで命を落とす人も存在していて狸も感染している可能性があったのです。
第二千三十一話 完
2022・8・12
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