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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
始まりの章-世界は終わった、しかし物語はここから始まる-
お姉ちゃんとショタと兄との約束
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讐ってのはやらないよりやった方が気持ちいいしな。
「時としてまーちゃん。お高く止まった人が落ちてく姿を見るのが好きなんだっけ?」
「さすが俺のサーヴァント。マスターをよくわかってるぜ。特に自分はそうなりませーんって絶対の自信を持ってるバカとかな。」
それにああいったやつをドン底に落とすのであれば、俺は喜んで協力した。
?
夕刻。
アピールを終え、部下達にホテルを予約しておけと命令したあと、私はこの街で評判のいいBARへ赴くことにした。
時刻は夕方4時。
ここは6時オープンだが多少早めに来てもなんの問題もないだろう。
そうして、私がドアを開けるとまずはカウンターでグラスを磨く初老の男性が出迎えてくれた。
「いらっしゃい。ご予約の橋本様だネ?」
「いかにも。」
部下達に予約させ、他の客が入らないように無茶言わせたためここは私の貸切というわけだ。
酒を飲むのは久しぶり。なので酔いしれるとしよう。
「おい。」
「何かな?」
「ここで1番高い酒を頼む。金ならいくらでも持ってる。」
「かしこまりました。」
それから程なくして私の前に置かれたのは、緑色のカクテルが注がれたグラス。
「これはなんてカクテルだ?」
「モッキンバードというカクテルでね。貴方にピッタリのものを選ばせてもらったよ。」
「そうか。」
そうしてまずは1杯目をぐいっと飲み干す。
口内に広がるのはミントの香り、後味もサッパリとしていて良い。
「ほら、次だ。私は気が短いんだ。」
「かしこまりました。」
そうして次の酒を待っている時、女が私の隣に座ってきた。
客は入れるなと言ったのだが…と思ったがどうやら子の着物の女性、BARに似つかわしくない格好をしているがここの看板娘らしい。
「マキっていいます。お酒強いんですね。」
「まぁ…弱くは無い。たしなむ程度かな。」
「わーすごーい。」
と、わざとらしく拍手をするマキという店員。
まぁ私の気を良くするためのおもてなしというものだろう。
「そういえば、朝の選挙運動見ましたよ。日本を変えたいって言う熱い気持ちがすごく伝わってきて、ほんとにもう感動しちゃいました!」
「ほぉ、そうかそうか。なら少し語ってやるとしようか?ん?」
と、看板娘は興味津々の様子。
まぁ最近の若いモンっていうのは政治にまるで関心がないが、この子はいい心がけだ。
折角だから熱弁してやるとしよう。
「この国は色々な意味で滅茶苦茶になってしまった。さらにはサーヴァントとかいう訳の分からん生き物までいる。私はそれらと共存し、次の世代、すなわち未来の希望たる若者達の為に日本をリビルドする。その為に私は1票でも多くの票を獲得し、日本のトップに立たねばなら
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