第六十三話 夏が近付く中でその五
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「どんな汚いこともするから」
「部に置いておかないですか」
「そうするよ」
「退部ですか」
「その組織を腐らせるしね」
「その悪意で」
「だからクビにするよ、それで高校ではね」
そこではというのだ。
「今現在進行形でね」
「有名な嫌われ者ですか」
「そうなっているよ」
「性格があまりにも悪くて」
「行いもそうだからね、あのままいったら」
部長はさらに話した。
「将来まともな人間にはなっていないよ」
「ヤクザ屋さんですか」
「小者だからチンピラだね」
「チンピラですか」
「そうした生き方しか出来ないだろうね」
「性格があまりにも悪いと」
「表の世界では誰にも相手にされなくて」
そうなってというのだ。
「まともな仕事で人の出欠勝手に改竄したら犯罪だから」
「懲戒免職ですか」
「うん、これ立派な犯罪だからね」
「部活ではクビになるだけで済んでも」
「学校中で誰からも相手にされなくなるレベルの行いだけれどね」
それでもというのだ。
「仕事じゃないとね」
「まだ犯罪じゃなくて」
「クビになって学校中の嫌われ者になっても」
部長はさらに話した。
「訴えられることもね」
「ないですね」
「けれど仕事だったら」
「懲戒免職ですか」
「そんなこと悪意を以て出来る奴なんて普通にどんな悪事もするだろうしね」
「犯罪でもですか」
「そこまで性格と行い悪いと平気でね」
それでというのだ。
「悪事行ってもう皆が嫌ってるから」
「誰かが訴えるんですね」
「進んでね、嫌われてるとね」
「悪事を犯したら」
「もう皆ここで引導を渡そうとして」
そう考えてというのだ。
「訴えるよ、それでこれまでの悪事の報いを受けて」
「クビですね」
「そうなるから表の世界にはいられないよ」
「例え最初はいても」
「それで裏にいるしかないけれど」
即ちアウトローの世界にというのだ。
「あそこも大物はそんなことしないからね」
「悪党にも器があるんですね」
「あまりにも性格悪い奴は浦でも嫌われるから」
そちらの世界でもというのだ。
「結果としてね」
「そちらでも嫌われて」
「大した仕事させてもらえないよ」
そうなるというのだ。
「こうした奴は普通に裏切るし陥れるから」
「信用されないんですね」
「だから裏でもね」
「大したお仕事させてもらえなくて」
「チンピラだよ、性格があまりにも悪いと悪党でもね」
そうであってもというのだ。
「小悪党にしかなれないよ」
「大物じゃないですか」
「そう、こうした手合いは自分のことしか考えないしね」
「そうした風だとですね」
「目先の欲しか考えないしね」
「何かをやるっていう目的とかないんですね」
「大物は何処でも何か
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