第五百五話 温泉も楽しみその八
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「あれでだ」
「意外とそうしたことしないですね」
ヒメアが応えた。
「そうしたことは」
「そうだな」
「何だかんだで」
「そこは安心してくて、それにだ」
「姫様がおられるので」
「余計にしない様だな」
「姫様殴るからね」
それが何故か、林檎が話した。
「そうした相手には」
「うむ、微塵も容赦しない」
エカルカート自身こう返した。
「そうした相手にはな」
「そうですね」
「当然紺がそうしてもな」
「紺もそれがわかってるから」
「しないな」
「そういうことだな」
「まあ普通覗かないですね」
千百合が見てもだった。
「この顔触れに覗きをするとか」
「袋叩きでましだ」
柳生も言った。
「そんな奴はな」
「まああたしもそうした奴は許せないね」
焔は笑って話した。
「水着なら幾ら見てもいいけれど」
「水着はいいです」
ヴィルヘルミナも言う。
「幾ら見ても。ですが裸は」
「許せないからね」
「はい、若し覗いてでも見ようとするなら」
「あたしは一撃で吹き飛ばして終わらせてやるよ」
「あたしは顔が変わるまで殴ってやるからな」
さりながまた言ってきた。
「覚悟しろよ」
「そう言っても啓太様なら来られるのよね」
てんそうも啓太について話した。
「本当にああしたところがないとね」
「素直に敬愛出来るな」
「そうなの」
翼にも話した。
「ドスケベなのが困りものよ」
「その報いは常に受けているが」
翼が見たところだ。
「それでも反省しないことはある意味凄くはある」
「それでも殴らずにはいられないけれどね」
鈴鹿も言った。
「覗いてきたらね」
「さて、本当に誰か覗いてくるか」
イースナは楽しそうに述べた。
「ある意味楽しみですね」
「絶対にいないわよ」
犬屋敷麻里の言葉だ。
「リスクが凄過ぎて」
「本当に覗いたら絶対に死ぬわよ」
綾火が見てもだ。
「それで覗くのなら勇者の中の勇者よ」
「実際にいないわね」
アルベドは周囲の気配を探って述べた。
「やはりこの顔触れへの覗きは誰も考えない様ね」
「考えてみれば当然のことだな」
那月はアルベドにこう述べた。
「確実にばれるからな」
「そしてばれれば」
「死ぬのだからな」
「それでは」
「誰も覗くものか、どういう経緯かここに飛び入る者は出るかも知れないが」
それでもというのだ。
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