第8章 冥府の門編
第36話 vsウルキオラ
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リカーナなのか…!」
ウェンディとガジルの言葉に、周りの皆は驚きの表情を見せる。
「な、なにを言ってるんだ!」
「本当に大丈夫なのか!」
ジェラールとリリーが、突拍子もない発言をした2人に声を掛ける。
『今まで本当にごめんね…ウェンディ…』
『…ついにこの時が来たな…』
その声を皮切りに、ウェンディとガジルは、天を突かんばかりの叫び声をあげる。
「ああああああっっ!!!!」
「ぐわああああっっ!!!!」
その叫び声に、周りの皆は再び声を掛けようとするが、ウェンディとガジルの頭上に現れた強大な影によって、それを遮られる。
「積もる話もあるけど…今は…」
「天彗龍を…」
2人の頭上に現れた強大な影、竜は、フェアリーテイルのメンバーに迫らんとしているバルファルクに向けて身体を動かす。
「「排除する!!!」」
グランディーネとメタリカーナがバルファルクへと突進したことにより、バルファルクは体勢を崩し、空へと飛びあがる。
その様相を見て、ウェンディ、ガジルだけでなく、アレンを除く、その場にいた全員が目を見開いて表情を固める。
「ド、ドラゴン!!」
「こ、これは現実か…」
「なぜ…2人の身体から…」
「まさか…」
フリード、リオン、ヒノエ、ミノトが口々に言葉を漏らす。
ガジルはひどく困惑した様子で、ウェンディは唇を噛みしめながら、大粒の涙を流している。
「お、お母さん…お母さん!!」
「メタリ…カーナ…」
その2人の言葉を聞いて、周りの皆は確信した。あの2体の竜が、ウェンディとガジルが探す、天竜グランディーネと、鉄竜メタリカーナであることを。
そして、少し離れた位置で、同じように天を突かんとする渦のようなものを感じる。皆がその方向へと視線を移すと、赤と白と黒、3体の竜が、同じように出現していた。
「赤い…ドラゴン…」
「まさか…ッ!」
赤く、火を思わせるそのドラゴンを視界に納めたエルザとルーシィが目を震わせながら口を開く。
「あれが…」
「火竜イグニール…」
ヒノエとミノトは、その竜の力を感じ取り、複雑そうな視線を向ける。
「白いのと黒いのは…」
「あの2人の…」
ミラ、ユキノは白と黒の竜を見て、言葉を漏らし、ミネルバが震えた声で小さく口を開く。
「白竜バイスロギア…影竜スキアドラム…」
ミネルバがそう呟くと、3体の竜は黒竜アクノロギアに向かって飛翔していく。
この冥界島、マグノリアの空に、7体の竜が集結した。
炎竜王イグニール、鋼鉄竜メタリカーナ、天空竜グランディーネ、白鳳竜バイスロギア、影翔竜スキアドラム。そして、天彗龍バルファルク、黒闇竜アクノロギア。
さらに、それと同等かそれ以上の力をもつ、アレン・イーグル、ウルキオラ・シファー、ゼレフ・ドラグニル。
この冥界島に、世界
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