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八条学園騒動記
第六百六十六話 巨砲からその十三

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「桁外れに強いラスボスいるけれどね」
「運でないと倒せない様なな」
「けれど倒せることは倒せるからね」
「ゲームだとな」
「考えてもみよ、こっちの攻撃は全く通じず」 
 博士はゲームに例えても話した。
「敵の攻撃は確実に当たって一撃で倒される」
「イベントの敵かよ」
「それならありだね」
「それが倒すべき最後の敵じゃ」
「クリア不可能じゃねえかよ」
「そんな馬鹿なゲーム作ったら会社ならクビだね」
「こんな馬鹿なゲーム作るなってな」
「そう言われてね」
 二匹もそれならと頷いた。
「それで漫画や小説だとね」
「アニメでもそうだよな」
「読者や視聴者大激怒で大炎上の結末か」
「終わらないかだね」
「実際そうしたものもあるからのう」 
 その様な創作作品もというのだ。
「わしはせぬ様にしておる」
「というかそんな創作者もう創作するなよ」
「どうして終わらせるのかってなるから」
「しかも読んで誰が楽しいんだよ」
「作者さんが悪役になって暴れてストレス解消?」
「ストレス解消で作中のキャラ惨殺しまくりか」
「頭おかしいね」
 二匹も考えていって述べた。
「強い敵を倒すのは爽快感があるよ」
「それを読んで観るとすかっとするぜ」
「ましてそれが碌でもない屑ならね」
「もうカタルシス感じるけれどな」
「そんな奴が暴れたまま終わりだとな」
「本当に皆怒るね」
「悪役は最後は負けねばならぬ」
 博士は言い切った。
「よくて引き分けじゃ」
「悪役が勝つのはエロだけですね」
 野上君は言い切った、こうしたジャンルの作品は性的描写を入れるならばよく創作の自由度は極めて高い。
「もう」
「そうであるな」
「腐れ外道が出て」
「やりたい放題やってもな」
「いいですから」
「実際にやったら確実に法律の話になってものう」 
 それでもというのだ。
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