第三十一話 しっかりした人その七
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「それでもね」
「いい気しないわね」
留奈が応えた。
「本当に」
「そうよね」
「ああした目で見られるとね」
「引くわね」
「それに今見られて」
そうされてとだ、かな恵は留奈に話した。
「絶対後で一人きりになったら」
「解消ね」
「それで頭の中でよ」
「私達想像されるのね」
「もうどんな想像されるか」
「考えたくないわね」
「そうよね」
二人で話した。
「流石にね」
「それはね」
「考えたくないわね」
「水着姿の私達が男子の脳内でどうなってるか」
「どう想像されてるか」
「ちょっとね」
「もう考えない方がいいわね」
一華も言ってきた。小柄な方だがスタイルは均整が取れている。見れば富美子も留奈も理虹もスタイルはいい方である。
「こうしたことは」
「そうよね」
かな恵もそれはと頷いた。
「考えるだけ怖いわね」
「考えるなって言ってもね」
「考えるわね」
「しかもね」
それにというのだ。
「男の子は絶対にね」
「考えるわね」
「それで解消するものだから」
「考えるだけ無駄ね」
「もうアイドルとか女優さんは」
この職業になればというのだ。
「写真集で水着や下着になる」
「雑誌のグラビアでもね」
「それでそうしたものが買われると」
「どういうことか」
「言うまでもないから」
それこそというのだ。
「もうそうしたお仕事の人達はね」
「想像されるのもお仕事ね」
「それは仕方のないことだから」
そうした職業ではというのだ。
「それが嫌ならね」
「なれないわね」
「最近声優さんの写真集あるわね」
理虹はここでこう言った。
「結構ね」
「そうそう、凄いのになるとね」
かな恵は理虹の今の話にも乗った。
「コスプレしたり水着になったりね」
「そんなのよね」
「バニーガールになったりね」
「アイドルの写真集顔負けよね」
「そこまで露出するけれど」
「あれもやっぱりね」
「自分が演じたキャラとかね」
そうしたキャラを使ってというのだ。
「自分のコスプレでね」
「男の子達になのね」
「想像してもらって」
そしてというのだ。
「すっきりしてもらう為にね」
「そうした格好になってるのよね」
「そうよね」
「声優さんの場合自分が演じたキャラのこともあるし」
「二次元のことも混ざって」
「尚更でしょうね」
「想像されるのね」
そうなるというのだ。
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