第69話 姫の恋
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、約束する」
二人はそう言って抱擁を交わした。まさに友情だね、クローゼが優しすぎて胸が痛くなるよ。
「あれこそまさに青春だね。しかしヨシュア君もリィン君も罪深い……」
「ん、まあヨシュアは兎も角リィンはフラグ立てすぎ」
やっぱりラウラと協力する道を選んでよかったよ、わたし一人だったらリィンの魔の手でいっぱい女の子が落とされて手が付けられない事になりそうだった。
「ただ今の話はフィーさんには……」
「大丈夫、言わないわよ。というかあたしだって決まずくなるし……」
「あはは……」
ごめん、聞いちゃった……とは言えないよね。
「さて、あたし達も情報収集を再開しないとね」
「お時間を取らせてしまって申し訳ありませんでした」
「気にしないで。あたしもこういう話ってあんまりしたことなかったから新鮮で面白かったもん」
おっと、二人が着ちゃうね。流石に今会うのは気まずいからオリビエと一緒に物陰に隠れた。
「……どうしよう、流石に気まずいかも」
「まあそんなに気にしない方が良いよ。意識しすぎるとかえって変に思われるからね」
「貴方のせいだと思うけど」
「おうふっ!」
ムカついたのでオリビエのお尻に銃剣を刺した。まったく、こんな事なら立ち聞きなんてしないほうが良かったよ。
わたしは心にモヤモヤを残しながら情報集めを再開するのだった。
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