L2話 School Idol【偶像】を守る者
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結局、千砂都とかのんと那由多……彼を含め4人で初登校を迎えることになった。
那由多が速人に尋ねる。
「これ…仮面ライダーってやつじゃないか?人間に装甲を纏わせる方法だしな。」
「うんうん。あの黄金の戦士みたいに…!」
「またその話か…」
再び千砂都の口から発せられた黄金の戦士の話に、速人はちょっとクドさを感じる。
ここでふと、速人は持ち歩いていた100cmの火炎剣を見つめる。
「しかし炎の剣なんて歩き持ってると危ないし……こうするか。」
ハバキのあたりを押すと……ドライバーに納刀されたミニチュアへと姿を変える。
その所業にかのんを含め、一同は再び驚かざるを得ない。
「すごい…何か夢を見てるみたい。」
「でも、この剣ってかのんちゃんの心が生み出したように見えたけど…?」
「ええっ!?そうなの!?」
「うん。だからみんな驚いてたんだよ?」
千砂都が語る先ほどのことに、かのんは覚えがない???教えられたところで信じる気持ちにもなれない。
やがて、結ヶ丘高等学校の敷地内へと入っていく。同時に話を変えて、那由多は話しかける。
「そういえばかのんは歌続けるのか?」
「それは……」
答えが滞るかのん……しかし、それを悟られまいとすぐに口を動かす。
「新しいこと始めるのもいいかなって。」
「じゃあ歌やめるのか!?」
「前言ったでしょ?音楽科に合格しなかったら、最後にするって。」
「そうか???よし、高校に入って心をゼロにして始めようぜ!!」
那由多のポジティブな……悪く言えば、能天気な言葉に速人は複雑な顔をして睨む。
一方千砂都は。
「でも……私はかのんちゃんの歌聴いていたいなぁ。」
「????」
かのんは沈黙する……そこに那由多は口を動かそうとした???
ところが、その口は速人によって抑えられる。
「かのん、ちょっと師匠からの伝言で結ヶ丘で何か確認してこいって言われたから先教室行ってる!」
「え、ちょっ???」
速人は那由多を連れてかのんの元から去る。
それに釣られるように千砂都も??
「じゃあ私もあっちだし……あ!今日からたこ焼き屋のバイトすることにしたから!今度遊びに来て〜!」
「あっ……」
かのんは????誰が図らずも、1人となった。
〜〜〜〜〜
「ちょ、何だよいきなり!」
「いいから来い脳筋。」
速人は那由多を強引に引っ張り、学校の中庭へと連れて来る???離したところで、速人は那由多を睨みつける。
「お前……空気読め野人。」
「あ?何のことだよ!?」
天然バカ…
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