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八条学園騒動記
第六百六十六話 巨砲からその七

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「その通りじゃ」
「そうですよね」
「そうじゃ、しかしな」
 それでもと言うのだった。
「無敵の敵はな」
「無敵ラスボスですね」
「そんな奴が暴れ回ってな」
 そうしてというのだ。
「キャラを殺しまくって何が面白いのじゃ」
「やりたい放題やって」
「そうしてもな」
「何が面白い」
 まさにというのだ。
「そうですよね」
「ストーリーも成り立たん」
「どうして倒すかですよね」
 そのラスボスをというのだ。
「一体」
「そうじゃ、これは完全な素人じゃ」
 創作においてとだ、博士は話した。
「無敵の敵なぞ出すのはな」
「強い敵はいいですね」
「一見倒せない様でな」
「その敵を何とか倒す」
「倒し方を見付けるかこっちも強くなってな」
「それだといいですね」
「そこをどうするかが作者の見せどころでな」 
 その強い敵をというのだ。
「読む方も面白いが」
「無敵ラスボスはですね」 
 どうしても倒せないだ。
「常人しかいない作品世界に異能系バトルのラスボスみたいなのが出て」
「そして誰が何をやっても倒せん」
「それでやりたい放題してじゃ」
「結末はどうなる」
「ラスボス高笑いで終わったら」
 野上君はそうしたラスボスが出る作品の予想される結末を見て話した、それでまた博士に対して話した。
「読者死ぬ程怒りますね」
「ふざかるなとのう」
「無料のサイトで読んでもですよ」
 野上君はそれこそと話した。
「ふざけるなですね」
「読んだだけで怒るのう」
「読んだ時間が無駄になりますから」
 そうした結末を見せられると、というのだ。
「それか投げっぱなしで、ですね」
「途中で中断したままになるかじゃ」
「終わらせられなくて」
「蟻一匹で象は倒せぬしじゃ」
「それで象を倒せそうなキャラ出してもですね」
「そのキャラも象が倒すならな」
 それならというのだ。
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