溯る先に失い得るもの
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守る!!)───はぁああっ!!」
「何ッ??、闇のオーラを受け止めて斬り裂いただと???! その剣は、一体───」
「凄いわ、ジュイネ??!」
「(ジュイネ、あんたまさか??)」
マルティナは感嘆するが、ベロニカは何かを察するようにジュイネを見つめる。
「クッ??悪魔の子ジュイネよ、悪魔の子と手を結びし者共よ! この命の大樹を貴様らの墓標としてくれよう!!」
「やらせるもんですか??! 《メラミ》!! ??!? 効いてない?!」
「ベロニカ下がって! そいつの闇のバリアは、きっとこの剣でしか破れない! ───たあぁ!!」
「ぐぁッ、何故だ??貴様は何故そのような剣を持っている!? それは、まるで───ッ」
「今なら攻撃が効く! みんな、一気にカタをつけよう!!」
「頼もしいな相棒、了解したぜッ!」
「カッコイイわジュイネちゃん??! って、見とれてる場合じゃないわね、アタシもやるわよぉ!」
「ジュイネ様、なんて勇ましい??。全力でサポート致しますわっ!」
「やりおるのう、わしも負けておれんわい!」
「そうよ、こんな所でやられてたまるものですか!」
「(ジュイネ??)」
カミュ、シルビア、セーニャ、ロウ、マルティナ、ベロニカは強力な闇の力をものともしないジュイネと共にホメロスを見事倒した。
「──??馬鹿、な??この私が、敗れるなどと??ッ」
「(はぁ、はぁ??身体が、鉛のように重い??。闇の力に、魔王の剣で対抗するというのは??思った以上に、反動が大きい)」
「認めぬ??認めぬぞ、これではあの方に顔向けが出来ん??! ───はあぁッ!!」
自身で闇の力を振り絞り一撃をジュイネへ放つホメロス。
「せやあっ!(????! 今の攻撃を弾いたら、魔王の剣が粉々に───)」
「く、そ??こんな、はずでは??ッ」
ホメロスはその場に倒れ込み、いつの間にかその後方にはデルカダール王とグレイグ将軍が姿を現していた。
「───これは一体、どういう事だ」
「(デルカダール、王??? ───そうだ、あいつは??!)」
「ホメロスを追い、デルカダール王と共にここまで来てみれば??この場で、何が起こったというのだ」
「(??! グレイグ)」
「(??? 悪魔の、子??。いや、違う??何だ、この感覚は。彼は??いや、ジュイネは───)」
「お助け、下さい??どうか、次こそは??!」
「??──ぬんッ」
容赦無くホメロスを斬り捨てるデルカダール王。
「ぐああぁ??ッ」
頽れて消滅するホメロスを、見ている事しか出来なかったグレイグ。
「(??ッ! ホメロ
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