第六十二話 命の大切さその五
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「学校はもっと酷いでしょ」
「いじめ見て見ぬふりね」
「それで逃げる先生とかね」
「普通にいるわね」
「いい鉄は釘にならないで」
そしてというのだ。
「いい人も学校の先生にはならないのよ」
「そうみたいね、何か聞くわ」
咲にしてもだ。
「先生の色々なお話をね」
「でしょ?昔からね」
「そんな先生多かったのね」
「無責任だったり生徒を虐待したりね」
「生徒がどうなってもお構いなしの」
「そんな酷い先生が一杯いたのよ」
「そうなのね」
「それで今もよ」
昔と変わらずというのだ。
「そんな先生がいてね」
「いじめとかがあってもほったらかしなのね」
「そうよ」
実際にというのだ。
「それどころか先生が暴力振るうこともあるから」
「その虐待みたいな」
「それでお咎めなしだから」
教師が何をしてもだ。
「学校は悪事がばれにくいのよ」
「そうなのね」
「狭い世界だからね」
即ち閉鎖された空間であるからだ。
「誰も見ていないか見ていてもね」
「口封じ?」
「色々な手段で可能だし」
そうした手段がだ。
「縁とか話したり将来の地位とかお金とか」
「そういうので釣ったり」
「脅したりね」
「何かとあるのね」
「それで内部告発とかを防いで」
そうしてというのだ。
「悪事を隠蔽しやすいのよ」
「それが学校の先生の世界なのね」
「実際にいじめが露呈してもね」
母はさらに話した。
「校長先生がマスコミの取材があってもね」
「先生やPTAに根回しとか脅しとかかけて」
「口裏を合わせさせてね」
「黙らせるの」
「そうよ、それで自分の責任になろうとしても」
「責任逃れをするの」
「そんな先生が多いのよ」
校長でなくともだ、吐き気を催す邪悪という言葉があるがこうした輩にこそ使われるべきであろう。
「学校の世界は」
「じゃあ学校に行っても」
「無駄な場合が多いのよ」
「そうなのね」
「滋賀県のいじめなんてね」
大津市のことだ、被害者が自殺までしている。
「先生見て見ぬふりどころかね」
「見てもなのね」
「やり過ぎるなよって笑ってたのよ」
「とんでもない先生ね」
「マスコミの取材にも鼻唄だね」
「悪いとも思っていないのね」
「ヤクザ屋さんは悪いことしたら捕まるわ」
反社会的な者達はだ。
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