第六幕その二
[8]前話 [2]次話
「他人のせいにして」
「また同じ失敗をするね」
「こんな人はどうしようもないけれど」
「自分の感情は抑えないとね」
「焦って周りが見えなくなって」
そうなってというのです。
「我も失って取り返しのつかないことをして」
「反省もしないとね」
「それで他の人のせいにするなら」
「もうそうした人はね」
「破滅するわ」
そうなるというのです。
「間違いなくね」
「そうした人も世の中にはいるね」
「流石にごく稀だけれどね」
「そうした人はどうにもならないね」
「ええ、言っても焦ってそれだから」
それ故にというのです。
「もうね」
「破滅してね」
「終わりよ、けれど先生はね」
あらためて先生のことを言いました。
「絶対に焦らないから」
「いいんだね」
「何でもそれでじっくり考えて選んでだから」
そうした人だからというのです。
「ここはね」
「じっくり選ぶべきでね」
「先生もそれでいいって頷いてくれたから」
それでというのです。
「選んでいきましょう」
「そうしようね」
こうしてさらに選ぶことにしました、そしてです。
そのうえで、です。先生は神戸の街やインターネットでさらに探すことにしました。それは王子も同じで。
京都にご公務で行った帰りに先生に言いました。
「いい時計が結構あったよ」
「京都にもなんだ」
「あそこもそうしたハイカラ趣味があるからね」
「そうなんだよね」
先生もその通りだと答えました。
「文化の街でね」
「それでだよね」
「そう、それでね」
その為にというのです。
「明治から外国の文化もね」
「入ってきて」
「根付いていてね」
「それでだね」
「ハイカラなものもね」
「根付いているんだね」
「平安からの文化とね」
古都のそれにというのです。
「外国の文化もね」
「ある街なんだ」
「そう、だからね」
それでというのです。
「そうしたね」
「昔の欧風の置き時計もだね」
「いいものがね」
まさにというのです。
「あるんだよ」
「そうなんだね」
「そう、だからね」
「京都にも結構あるんだ」
「そうなんだ」
「というかね」
ここでガブガブが言いました。
「日本人ってそうしたセンスもあるのよね」
「そうそう、時計もね」
ポリネシアも言いました。
「いいセンスのデザインのものが多いのよ」
「それでそうした時計もあるんだよね」
ホワイティも言います。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ