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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第三十六話 断罪王Σと美少女歌手ルル。仕事中にしょうもないことで大声を出すやつは、冷凍食品を電子レンジで温めずに流水解凍して食べろ!
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「はい、だからミキちゃんにああやってやり返されても仕方がないんです」
「さっきの襲撃者、ミキちゃんって言うんだ」
「はい、私、学生時代は家族に色々あって、ちょっとふてくされてたんです。それで、クラスで仲の良かった友達は実はいじめグループのリーダーで、私、自分がいじめられるのが嫌でみんなでミキちゃんのこといじめてたんです、最低ですよね」
「でも、自分の犯した過ちを最低って言える人間を僕は最低だとは思わない」
「それでも私は最低ですよ、ミキちゃん、結局不登校になっちゃったんです」
「そっか、それで、いまでもルルちゃんのことを恨んでるんだね」
「はい。だから私、今度は人を傷つけるんじゃなくて、プロの歌手になって自分の歌で誰かを励ませられるような人間になりたいと思って!」
「そっか、ルルちゃんが歌手を目指すのはミキちゃんへの罪滅ぼしでもあるんだね」
「でも、逆効果だった。私がちょっと有名になってしまったせいでミキちゃんは今日ここに私に復讐しに来た。そりゃあ、そうですよね、自分をいじめていた人間が楽しそうに歌を歌ってみんなから、ちやほやされてたら、絶対むかつきますよね」
「うん、そうだね、むかつくね」
ルルちゃんが泣き出す。
「だって順番がちがうでしょ、それ」
「順番?」
「うん、まずルルちゃんは歌を歌い続けることでミキちゃんに謝罪する前に、ちゃんと言葉で謝罪するべきだと思うんだ」
「そう...ですね、その通りです。私、バカでした、いままでずっと、たぶん心のどこかでミキちゃんと正面から向き合うことを恐れていたんだと思います。私、今度、直接会って謝ってきます」
「ルルちゃんはミキちゃんの家の場所知ってるの?」
「はい、実はミキちゃんの家、私の家の近くなんです」
「そっか、なら僕もついていくよ、一応言い出しっぺだし、ルルちゃんがケガしたら大変だからね」
「あ、ありがとうございます、えっと...」
「宅間セメル、それが僕の名前さ」
「宅間セメル...」
ルルちゃんが僕の顔をじっと見てくる。
次の日、僕とルルちゃんはミキちゃんの家に行った。
ルルちゃんがインターホンを押すと、ミキちゃんはあっさり、家の中に入れてくれた。
「ルルちゃんさ、そのおじさん、ルルちゃんのなんなの?」
「セメルさんは、お、お友達ですね」
「うん、まぁそんな感じ」
「へぇ〜がっつり名前で呼んでるのに?」
「そんなことより、ミキちゃんのお母さんとお父さんは今日はどこに行ったんだい?」
「ん?ああ、今日は二人とも仕事。そんで、今日はなんのようかしら?」
「あの、私、学校でミキちゃんのこといじめてたでしょ、それを謝罪しに来たの」
「ふ〜ん、なるほど、謝ってやるから、これ以上ライブの邪魔はするなって、つまりそういうこと?」
「ち、ちがうの!私が歌手
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