暁 〜小説投稿サイト〜
超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第三十六話 断罪王Σと美少女歌手ルル。仕事中にしょうもないことで大声を出すやつは、冷凍食品を電子レンジで温めずに流水解凍して食べろ!
[1/4]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
第三十六話 断罪王Σと美少女歌手ルル。仕事中にしょうもないことで大声を出すやつは、冷凍食品を電子レンジで温めずに流水解凍して食べろ!

深夜の町を歩いていると、綺麗な歌声が聞こえてくる。
歌声の主は美少女だった。
ギターを持って楽しそうに歌う美少女の周りにはたくさんの人がいる。
歌もうまいし、顔もいい。
これだけの人が集まるのは当然である。
美少女は歌が終ると、大きな声であいさつをしてギターをギターケースにしまう。
美少女の周りから、美少女の歌を聞いた大勢の人々が幸せそうな顔をして離れていく。
中にはCDケースを手に持っている人もいた。
CDケースにはルルと書いてあった。
「へぇ〜ルルちゃんはCDも売ってるんですね」
「はい、よかったらどうぞ、二百円です」
「いいのかい、そんなに安い値段で?」
「大丈夫ですよ、私、バイトもしてるんで!それにわたし、お金をもらうことよりもみんなに私の曲を聴いてもらえることの方がうれしいんです!」
「そっか、ルルちゃんは歌手になるのが夢なの?」
「はい、一応...そんな感じですね...」
ルルちゃんは先程の笑顔とは一転、急に寂しそうな表情になる。
「また、明日もルルちゃんの歌を聴きに行くよ」
「はい、お待ちしています!」
次の日の深夜。
ルルちゃんは昨日と同じように楽しそうに歌を歌っている。
歌を歌っているルルちゃんの前に黒いフードをかぶった人物が現れ、金属バットを振り上げる。
「あぶない!」
僕は自分の体を盾にして背中に金属バットの直撃を受ける。
「きゃああッ!誰か警察呼んで〜!」
ルルちゃんのファンの女性が大声で警察を呼ぶように周りに訴えかける。
黒いフードをかぶった人物は舌打ちをして、その場から全力疾走で逃げた。
「だ、だいじょうぶですか?」
「うん、僕は大丈夫だから...それよりライブを!」
ルルちゃんは大きな声でファンに謝罪すると、路上ライブを再開させる。
ライブの後、ルルちゃんは襲撃事件に関しての状況を警察に説明した。
「すいません、私のせいで」
「いいんだ、別に、これくらい」
断罪王Σに変神していればこれくらいどうってことないんだけどね。
「背中、痣ができてます」
ルルちゃんが僕のTシャツをまくって怪我の心配してくれた。
「ルルちゃんも大変だね、人気者だからさ」
「いえ、アレは仕方ないんです、全部私が悪いんですから...」
「襲撃相手に心当たりがあるのかい?」
「はい、警察にはあえて言いませんでしたけどね」
「知り合いなの?」
「はい、同級生です、学生時代の...」
「なにがあったのかは知らないけどさ、命の危険を感じたらちゃんと警察に話すべきだと思うんだけど」
「私、実は学生時代はいじめっ子だったんです」
「え!ほんとう?」

[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ