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DQ11長編+短編集
闇と太陽と月の影◆◇二つの紋章
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ざわざ付けて呼ばなくともいい」


「───分かった。じゃあその、ホメロスの??ことなんだけど、グレイグ?が王に取り憑いてるウルノーガを伴って命の大樹の魂のある場所に来た時、僕はホメロスの闇の力に屈して倒れていたけど、声は聴こえていたから??そこから察すると、グレイグはホメロスに疑念を抱いてて尾行して来たんだよね」


「??そうだ。我が王と思い込んでいたウルノーガに、近頃のホメロスは目に余るものがあり、魔物と通じているのではないかと進言した丁度その時??ホメロスが謁見の間に現れて暫く暇を頂きたいと申告したのだ。王はそれを了承しホメロスがその場を去った直後、奴の動向が気に掛かると言って俺と共に後をつける事になったのだ」


「????」


「今にして思えば、王に取り憑いていたウルノーガとホメロスの策略にまんまと引っかかった形になった訳だな、俺は??。ホメロスがお前達を尾行していたのは始めの内は気付けなかったが、聖地ラムダを訪れ王が問答無用で禁忌の場所とされる始祖の森への道を長老に開けさせ、森の奥の祭壇に六つのオーブが既に捧げられており命の大樹への虹の橋が出現していた時は??流石にホメロスは勇者を尾行しているのだと気付いたな」


「ホメロスが聖地ラムダまで追って来た時には僕達は始祖の森に入ってたんだろうけど、ホメロスも問答無用で入って来てたんだね??。ラムダの人々や長老は、大丈夫だったのかな」


「ホメロスは、そこでも闇の力を使用したのかもしれん??。里の者達は、王と俺を見るなり恐れをなしていたからな。長老は疲弊した様子だったがそれでも禁忌の森へは行かせまいとしていた。??が、先も言ったが王に取り憑いてるウルノーガが問答無用で道を開けさせてな??俺はそれに付き従う他なかった」


「そういえば、六つのオーブは全てウルノーガの手に渡ったのかな」


「??王自ら六つのオーブを回収し、虹の橋が消える前に命の大樹へと俺も伴った訳だが、どういう訳か一度王を見失ってな。その時に??ウルノーガはホメロスに闇の力を纏わせたシルバーオーブを渡したのではないだろうか。何食わぬ顔で、王は俺の前に再び現れたがな」


「そういう、ことなんだ??」


「大樹の魂のある場所でのホメロスの暴挙は、俺も見ていた??見ている事しか出来ず申し訳ない限りだったがその時の俺は、ホメロスは魔物と通じていると王に確証を得て貰いたい一心だったからな。??直後、王の身体から諸悪の根源であるウルノーガが出て来るとも知らずに隙を見せてしまい、背に闇の力を浴びせられ動けなくなった??我ながら、余りにも不甲斐ないものだ」


「仕方、ないよ。僕達だって、何一つ対抗出来なかった」


「姿を現したウルノーガに、お前が胸元を貫かれ強烈な闇
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