闇と太陽と月の影◆◇二つの紋章
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している事だろう。
「もう、分かってるけど??右手の手甲、外して見せて」
「あぁ???」
俺は言われた通りにした。───ジュイネは左手の甲に、俺は右手の甲に同じ勇者の紋章を宿していた。
「よかった??。一度は闇の呪いで“彼”の存在は消えてしまったけど、この紋章のお陰でまた逢えたね??グレイグ」
愛おしげに俺の露わになった右手の甲に再び左手を重ねるジュイネ。
「“彼”の記憶は完全に僕に受け継がれ??僕と一つになった。グレイグ、もう悲しむ必要はないよ。これからも、ずっと一緒だから───」
???その時俺とジュイネの再会を邪魔するかのように、城内全体に一度衝撃が走った。
「あぁ、これからもずっと共に居られるように??そろそろ元凶を倒さねばならんな」
「ウルノーガ、だね。盛大に借りを返してあげなきゃ??。今の僕とグレイグなら、何ものにも負ける気がしないもんね」
「その通りだとも。俺とお前の二つの紋章をもってすれば??魔王ウルノーガ以上の存在が現れようとも、何の問題もありはしない。決着をつける時が来た??ゆくぞ、ジュイネ!」
「??うん!」
end
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