狂乱のモンスターカジノ
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了───」
「ブギー様??僕を見捨てないで??」
ジュイネの上目遣いの涙目にブギーは一度雷に打たれたような感覚を覚えた。
「!!? 新しい境地に目覚めた気分だじょ???。よし決めた! キミは今からボクちん専属の奴隷だじょ!!」
「うれしいです??何でも仰って下さい??!」
「じゃあキミもボクちんのとっときのバニースーツ着てみる???」
「ちょっと待って、ブギー様??? どういう事かしら」
冷たい声音のマルティナにぎょっとするブギー。
「えっ、だってマルティナもボクちんが一番じゃなくなったんでしょ???」
「そういう問題じゃないわ??、私のジュイネを勝手に奪わないでって言ってるの」
凍える眼差しをブギーに向けつつ、マルティナはロウ、シルビア、グレイグに声を掛ける。
「ねぇ貴方達??そろそろ踊ってるのも飽きたでしょう? ここは協力して、ジュイネを取り戻さない?」
「孫のバニースーツ姿は、流石にいかん??。踊り疲れている場合ではないの、わしの唯一無二の孫を救わねばッ!」
「フフ、まだまだ踊れちゃうけどそれはお預けね。アタシ達の勇者ちゃんを取り戻すわよっ!」
「ブギーめ??貴様絶対に許さん。我らが希望の勇者と誇り高きマルティナ姫を穢すとは??万死に値するッ!!」
「ブギャー! ジュイネくん、ボクちんをまもって!!」
「了解しました??!」
ブギーを守ろうとジュイネが立ちはだかる。
「ジュイネは私が引き受けるわ、貴方達はブギー様を??いいえ、ブギーを存分に殺っちゃって!!」
「マルティナは正気に戻りつつあるのかないのか??まだ判らんが、とにかくわしらはブギーを討つぞいッ!」
「合点承知よんっ!」
「成敗してくれる!!」
「ブギーなんかに魅了されてちゃいけないわジュイネ、私だけを見つめなさいっ!」
「君に言われたくないよマルティナ??君が興味無くしたブギー様に僕は身も心も奪われちゃったんだから??!」
マルティナのセクシービームの乱射を華麗に躱すジュイネ。
「嫌よそんなの??ジュイネは私の物よ。あんな奴の奴隷になるより、ずぅっと楽しい事してあげるから??!」
「必要ないよそんなの、僕はブギー様と楽しいことするんだ。ブギー様のためならバニースーツだって───」
「ルカニ!」
「グレイグへバイキルト! か〜ら〜の〜??」
「まじん斬りぃッ!!!」
「ブゲラあァ???!!」
「!?」
「???!」
ロウ、シルビア、グレイグの猛攻により妖魔軍王ブギーは呆気なく倒され、その直後マルティナとジュイネは糸の切れた人形のように折り重なって倒れる。
「
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