狂乱のモンスターカジノ
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
よ」
「ンな゛???!」
「グレイグはロウじいと一緒に秘蔵のピチピチバニーでも見てればいいでしょ、僕はマルティナと一緒にここで遊んで暮らすから」
踊り続ける三人を尻目にジュイネは呪われしマルティナの元に行く。
「ウフフフ、私の元に来てくれて嬉しいわジュイネ??ずぅっと楽しんで暮らしましょうね?」
「じゅ、ジュイネ! お前は希望の勇者なのだぞッ! その使命を投げ出してこんな如何わしい場所で遊んで暮らすなど言語道断だッ」
「何が希望の勇者だよ??ずっと僕のこと悪魔の子呼ばわりしてきたくせに今さら」
グレイグに冷たい視線を向けるジュイネ。
「そ、それは??ッ」
「勇者の使命なんて、下らないよ。そんなのはもうどうでもいい。??悪魔の子の方が僕にはピッタリだ」
「その通りよ??何てったってジュイネは魔王を誕生させてくれたんだもの、真の勇者ならそんな事するわけないでしょ?」
ジュイネの身体に絡みつつ楽しげに言うマルティナ。
「あれは??あれは仕方のない事だったんじゃ。尾行に気付かなかったわしらにも責任がある??!」
「そうよ、アタシもあの場で何も出来なかった??。勇者ちゃんであるアナタを守れなかったんですもの??!」
「ジュイネが自らを悪魔の子だと言うのなら??俺はさしずめ魔王となる者の眷属だったに過ぎない??。お前が勇者である事を諦めてしまったら、預けた俺の命も返っては来ない。自ずと、俺も諦めねばなるまい??」
ロウは踊り疲れつつ、シルビアはキレのある踊りを保ちながら、グレイグは憂いのバンデルフォン音頭を踊り続ける。
「そぉねぇ??だったらみんなでここで一生遊んで暮らしましょ? グレイグはアタシとジュイネの犬にしてあげるし、ジイさんと旅芸人はモンスターカジノのVIPルームの従業員にしてあげる?」
「オスが増えるのはヤダな〜、それにマルティナ、ボクちんよりサラサラヘアーの子カワイがっちゃってるし??嫉妬しちゃうじょ! マルティナはやっぱりボクちんだけ見てなくちゃ! こっち見てよマルティナ〜??」
「え〜? 何かしらブギー様、今ちょっと取り込み中───」
呪われしマルティナはジュイネに執拗に触れていたが、ふとブギーに虚ろな目を向けたのはマルティナではなくジュイネだった。
「?????」
「ゲッ、何でキミがボクちんの《第三の目》見ちゃうの???!」
「うわぁ??ブギー様最高、僕を奴隷にして下さい??!!」
ジュイネはブギーに釘付けになり縋り付き、それを見たマルティナは酷く動揺する。
「えっ、ちょっとやだジュイネ、そっちに行かないでよ???!」
「そうだじょ、キミじゃなくてボクちんはマルティナを魅
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ