狂乱のモンスターカジノ
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?!」
「ボクちんのアイするマルティナを悲しませるヤツは??ダレだぁ〜??」
「貴様が妖魔軍王ブギーか、姫様を返してもらうぞッ!」
気を取り直したグレイグが、でっぷりとした醜悪な姿を現したブギーに敵意を露わにする。
「ウゲー、ボクちんの大嫌いなオス共がいっぱいだ??ヌヌ? そんな中にメスらしくはないケドかわいげのある子がいるじょ???」
(な、何でこっちを見るかな??き、気持ち悪い)
視線を感じてジュイネは思わず目を逸らす。
「そう、その子よ! アタシが今欲しいのは!!」
「エ、ボクちんじゃないの?」
「ブギー様は一番に決まってるじゃない??アタシにとって二番目の可愛いオモチャも欲しいのよ??ねぇ、ブギー様?」
上目遣いのおねだりをするマルティナ。
「イヨーシ! マルティナの為なら欲しいオモチャくらい引ったくってあげちゃうよ!!」
「みんな気をつけて、アイツったらジュイネちゃんを狙ってるわ!」
「何だと??! ジュイネ、俺の背後に───」
シルビアは警戒を促し、グレイグはジュイネを自分の背後に守ろうとする。
「そ〜れ、どいつもこいつも踊らにゃソンソン!《超さそうおどり》!!」
「うひょひょーい! な、何じゃ身体が勝手に???!」
「あら〜ん、超さそうおどりって言うくらいだから誘われちゃったわ!!」
「花が〜、咲く咲く〜、バンデルフォ〜ン??はッ、俺は何をしているのだ???! くそ、バンデルフォン音頭が止まらん??!!」
ブギーに不意を突かれ《超さそうおどり》で強制的に踊らされるロウ、シルビア、グレイグ。
「み、みんな???!(僕だけ効かなかったみたいだけど、とにかくブギーを何とかしないと)」
はやぶさ斬りを放とうとするジュイネの前を、呪われしマルティナが諸手を広げ遮る。
「ダメ! ブギー様を傷つけないで!!」
(!? マルティナを攻撃に巻き込むわけには??っ)
「今だよ、マルティナ!!」
「はぁ〜い? 奪ってあげる??アンタの全て!!」
ブギーの掛け声と同時にマルティナの全身から迸る強烈なセクシービームがジュイネに向けて弾け飛ぶ。
「???っ!!!」
「さぁ??こっちへいらっしゃい、ジュイネ」
「──────」
「ああっ、ジュイネちゃんが魅了されちゃってるわ!? ツッコミ入れてあげたいけど誘う踊りが止まらないんだからもう!!」
「こ、この状況はいかん??!?」
「そっちへ行くな、ジュイネ??! 勇者のお前には相応しくない??ッ!」
「──??うるっさいな、ロウじいと同じくムフフ本愛読者のグレイグに言われたくない
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