男装の勇者
第七話:仲間と共に歩む道
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とベロニカがジュイネとセーニャを助ける為に地下迷宮に入った時、通りで床が崩れてる箇所が多かったわけだ??。ベロニカが脱出する時は姿が小さかったから、脆い床も素通り出来たのかもな」
シルビア
「そんな事があったのねん??。ダーハルーネでベロニカちゃんに、ネコの着ぐるみと被り物を買ってあげたのが懐かしいわ??」
ロウ
「ベロニカはよくわしの事をおじいちゃんと呼んでくれておったが、まるでもう一人孫が出来た気分じゃったわい??」
マルティナ
「大きな生き物が好きって、ベロニカが言っていたのよね??。神の乗り物ケトスに乗れたら、とても喜んだでしょうに」
グレイグ
「??ジュイネとカミュがこの地方に辿り着く前に、俺は他の兵と共に馬でお前達二人を追いかけ回した上にジュイネには怪我をさせてしまったな??。ベロニカに関しては、ミルレアンの森で氷漬けにされ掛けた所をジュイネと共に助けてもらい、命の大樹の魂のある場所では俺とデルカダール王までも救ってくれた??感謝してもしきれない」
ジュイネ
「うん??」
里の者
「───か、火竜だ! 人食い火竜が襲って来たぞー!?」
ジュイネ
「(えっ、上空からものすごい速さで里の広場に大型の魔物が降り立った??。とても殺気立ってる、人食いって呼ばれるくらいだからこのままじゃ里の人達が)」
里長に会う為ジュイネ達はその社に向かおうとしていたが、突如襲って来た鋭い爪と牙と角を持つ凶暴な人食い火竜から里の人々を守る為に武器を手に戦い、激しい猛攻にかなり苦戦するが何とか弱らせ、比較的動けるグレイグが人食い火竜にトドメを刺そうとした時だった。
「待て、待ってくれ??! “その子”を、殺さないでくれ!!」
グレイグ
「!?」
怪我をしているらしい片足を引きずりながら、一人の女性がその場にやって来る。
ヤヤク
「私はこの里の長ヤヤク??。その火竜を殺す事は、私が許さぬ」
グレイグ
「だがこの火竜は相当腹を空かせている様子。今脅威を取り除いておかねば───」
ヤヤク
「そこを、退いてくれ」
グレイグ
「??!」
ヤヤクの気迫に気圧されたグレイグは、火竜の前から身を引かざるを得なかった。
ヤヤク
「お腹が、空いているのね??。もう我慢しなくていいのよ、さぁ??私を、お食べ」
人食い火竜はその言葉を待ってか待たずか、両の手を広げ迎え入れようとするヤヤクに向かって鋭い牙を剥き出しにし頭から食らった。───かに見えた。
ヤヤク
「???! そなたっ」
ジュイネ
「ダメだ??どうして、あなたがこの火竜に食べられなきゃいけないんですか??っ」
咄嗟にジュイネが庇いに出て、片手剣の二刀流で人食い火
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