男装の勇者
第六話:仲間を探し求めて
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ユーシャ様のお仲間ご到着かぁ??意外とここまで来るの早かったじゃん。クソアニキはそのまま勇者を蹂躙してろよ、おれが直々にコイツらの相手してやる??!!」
少女の姿をしていたキラゴルドは、金属で覆われた硬質の身体をした大型の獣と化し、グレイグ達の前に立ちはだかる。
カミュ
「(あぁ、そうだ。このままユウシャ様と??ジュイネさんと一つになろう。そうすればショクザイなんてしなくてすむ??)」
ジュイネ
「だ??め、だよ??カミュ??」
カミュ
「!?」
ジュイネ
「ねぇカミュ??キラゴルドは、あの子は??カミュの妹の、マヤちゃんなんでしょ???」
カミュ
「なッ、何で、それを」
ジュイネ
「蹂躙、されてる間??カミュの記憶が流れ込んで来たんだ??。妹さんに渡したプレゼントが、黄金化の呪いのアイテムで??マヤちゃんは、そのせいで───」
カミュ
「うッ、うるさい?! オレのせいじゃない!! お前は大人しく蹂躙されてろッ」
ジュイネの首に手を掛け強く絞めるカミュ。
ジュイネ
「ぐっ??逃げちゃ、だめだカミュ??。一緒に、マヤちゃんを助け、なきゃ??。その為に、僕の??勇者のチカラが必要だったん、でしょ???」
カミュ
「もう、何もかも、遅い??。妹は、マヤは??六軍王の一人にされて壊れちまった。オレがあいつを助けられず放置し続けたせいで。後戻り出来ねぇよ??オレは償いとしてマヤにこき使われてりゃいいんだ。そして勇者は、いずれ黄金化させてこの城に永遠に飾る。マヤの権力の象徴として、な」
ジュイネ
「カミュが諦めたとしても??僕は、諦めないよ??」
カミュ
「黙ってろ、今更お前に何が出来るってんだッ!」
左肩に強くかぶりつき血を滴らせる。
ジュイネ
「んっ、く??もう、すぐ??もうすぐだ。グレイグ達が、キラゴルドを弱らせてくれる??その、直後に」
ジュイネの左手の甲の紋章が輝くと同時に、カミュはジュイネを組み伏せていられなくなって身を引き、いつの間にか脱がされていた服を身に纏ったジュイはキラゴルドへ向け紋章の輝きを一心に浴びせる。
キラゴルド
『ギャアアァッ、黄金のチカラが??おれから黄金のチカラがあぁ???!』」
カミュ
「マヤ??!?」
ジュイネ
「カミュ、まだ間に合うよ。マヤちゃんの元へ??行っておいで」
カミュ
「あぁ??!」
カミュが弱ったマヤを抱き上げ心から謝罪すると、まだ許すつもりはないとマヤは一蹴するが、おれも悪いことしたと言って意識を失い、そのまま目覚めることはなかった。
ジュイネ
「大丈夫、マヤちゃんには大き過ぎる闇のチカラを使ったせいで疲れてるだけだから
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