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DQ11長編+短編集
男装の勇者
第六話:仲間を探し求めて
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てるのかい? 安い同情はやめるんだね、あたいは郷を護る為にやるべき事をやったまでさ。魔王誕生を全部自分のせいにしない事だね」

ジュイネ
「????」

ニマ大師
「ちょっと待ちな、あんた───」

 ニマ大師はジュイネの胸元を注視すると、その部分に両の手を翳す。

ニマ大師
「??こりゃまた、相当に厄介なもんを抱えてるじゃないか」

ジュイネ
「分かるの、ですか」

ニマ大師
「そりゃあね??、あんたが本当はどっちかも把握済みだけど、このままだとあんたは───」

グレイグ
「胸元に受けた傷跡に、何か問題でもあるのですかッ?」

ニマ大師
「はぁ??あんたちょっと煩いよ。かなりデリケートな話になるから、あんたみたいなガタイだけは良い心配性な男には話せないね」

グレイグ
「????」

ニマ大師
「まぁ何だ、魔王を倒せば問題なくなるにしてもその為にはチカラを付けなきゃならない訳だ。ジュイネ??あんたも今のロウのように修行をする覚悟はあるかい?」

ジュイネ
「はい、あります」

ニマ大師
「よく言った??と言いたい所だけど、勇者のチカラを大幅に引き抜かれた身で修行となると普段より何倍もの負担になる。現世に残して来た身体が耐えられるかどうか??まさに、命懸けになるよ」

グレイグ
「ジュイネ、何も冥府での修行で命を懸けなくとも??」

ジュイネ
「ロウおじいちゃんだってきっと諦めてないから、冥府まで来てニマ大師から修行を受けてるんだ。??魔王を倒すために僕だって強くならなきゃいけない。ニマ大師、どうか僕に修行をつけて下さい」

グレイグ
「????」

ニマ大師
「そこまでの覚悟があるなら言う事ないね。??さぁ、この奥に来な。あんたの祖父が修行の真っ最中だ??まずは会わせてやらないとね」


 階段を登った先のドゥルダ郷を模した修練場にて、元の姿のロウが舞い踊りながら巨大な魔法陣を展開し、もうすぐ完成する所でへばるがニマの叱責により気合いで完成させ、魔力が身体中に満ちた様子でそのままグランドクロスという大技を上空へ放って見せた。

ロウ
「どうですか大師様! わしもまだまだやれば出来るでしょう!?」

ニマ大師
「あぁ??大したもんだね。冥府まで来てあたいに修行を請うだけあるよ」

ロウ
「うっひょひょーい、大師様に褒められるとはそれだけで飯何杯もいけますわいッ!」

ニマ大師
「それはそうとお前、あたいの横にいる奴らが気にならないのかい?」

ロウ
「へ? ????」

ジュイネ
「????」

グレイグ
「????」

ロウ
「うぬ??!?」

 一旦大師に目を戻してからロウは二度見するようにジュイネとグ
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