男装の勇者
第六話:仲間を探し求めて
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を伴うのです。それでも??行く覚悟がありますか?」
ジュイネ
「うん、だって??僕にとっては唯一の肉親でもあるし、このままにしておけない」
サンポ
「分かりました??では石段に座って下さい。私が儀式を行い踊りますので、それをしっかり見ていて下さいね」
グレイグ
「待て、俺も行くぞジュイネ。共にロウ様を救い出そう」
ジュイネ
「??グレイグはその手に持ってる本でも読んでなよ?」
グレイグ
「なッ、いや、これは??ッ」
ジュイネから笑顔で言われつつ怖いものを感じ、グレイグは急いで元の位置に本を手放す。
グレイグ
「俺はお前の盾であり俺の命はお前に預けているのだし、傍から離れる気は無いぞ」
ジュイネ
「そう、なら勝手にどうぞ。??じゃあサンポ大僧正、お願いするよ」
サンポ
「はい、任せて下さい。ではお二人共、横に並んで座っていて下さいね??」
グレイグ
「(ジュイネを怒らせてしまったようだ??これからはピチピチバニーに反応する訳にはいかんな??)」
サンポ
「ドゥーラリホ〜、ドゥーラリホ〜??」
グレイグ
「さ、サンポ大僧正??? 何なのだ、その踊りは」
サンポ
「冥府へ送る儀式の踊りです??どうか黙って見ていて下さい??ドゥーラリホ〜、ドゥーラリホ〜??」
ジュイネ
「(な、何だか眠くなってきた??)」
グレイグ
「(これで本当に冥府へ行けるの、か???)」
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「??おや、命の大樹の魂の循環が絶たれた事で、また憐れな魂が迷い込んで来たようだねぇ」
グレイグ
「あ、貴女は───」
ジュイネ
「??グレイグ、鼻の下伸びてるよ」
グレイグ
「の、伸びてなどない???!」
「あはは! 面白いねぇあんたら。わざわざこんな所まで来るなんて、物好きも居たもんだ。あたいの弟子と引けを取らないね」
ジュイネ
「弟子って??」
「連れ戻しに来たんだろう、あいつを。??まだ修行を終えてないから返せないというか、あいつ自身まだ現世に還る気はないだろうけど会うだけ会ってみるかい?」
ジュイネ
「ロウおじいちゃんの、ことですよね。はい、会わせて下さい??!」
「ふーん、成程ねぇ??あんたがあいつの実の孫って訳か」
グレイグ
「貴女はやはり、大樹崩壊の折に郷を命懸けで護り亡くなられたニマ大師では??」
ニマ大師
「あぁ、その通りさ。??あたいの弟子になるはずだったユグノアの王子と、まさかこんな所で逢う事になるとはねぇ」
ジュイネ
「ニマ大師??」
ニマ大師
「何だい、あたいが死んだ事に責任感じ
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