男装の勇者
第五話:奪われしチカラ
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っても、さすがにいつかは気づくんじゃないかしら。あたし達が嘘ついた事、恨まれても仕方ないけどね」
ジュイネ
「うん??。それはそうと、ベロニカは恋したことあるの?」
ベロニカ
「んー、逆に聞くけどあんたはっ?」
ジュイネ
「えっ、僕はその??」
ベロニカ
「育った村で、同い年くらいの子は居なかったの?」
ジュイネ
「幼なじみの子は、いるよ。女の子の」
ベロニカ
「ふーん。??で、その子の事あんたはスキだったわけ?」
ジュイネ
「どうだろ??幼なじみとして普通にすきだったとは思うけど」
ベロニカ
「何よ、煮え切らな言い方だわねっ。逆にその子は、あんたの事スキだったんじゃないの?」
ジュイネ
「そういえば??村を旅立つ前に、これからもずっと一緒にいたいくらいすきって言われた」
ベロニカ
「わっ、それって告白されてるじゃないのよ! ??返事はっ?」
ジュイネ
「友達としてしか、見れないって言った。そしたら??泣かれちゃった」
ベロニカ
「何よそれ、フったのっ? ??まぁあたしがどうこう言う事じゃないけどさ」
ジュイネ
「───女の子同士じゃ、子供って出来ないよね。幼なじみの子には??自分の子供を持ってほしいし」
ベロニカ
「はー、そういう事言っちゃうのねあんた。??ねぇ、もしかしてその幼なじみの子、子供が出来ないとか関係ない!みたいな事言ってなかった?」
ジュイネ
「え、よく分かったねベロニカ」
ベロニカ
「あぁ??幼なじみの子が気の毒だけど、あんたはあんたなりにその子に気を使ったのね」
ジュイネ
「????」
ベロニカ
「そういえば、あたしの恋の話だけど??」
ジュイネ
「えっ、何々?」
ベロニカ
「がっついてんじゃないわよっ。───攻撃呪文の修行ばっかりしてたから、恋なんてしてるヒマなかったわ!」
ジュイネ
「??それほんと?」
ベロニカ
「ほんとよ。来たるべき時に勇者様を護り導く使命を帯びていたから、修行は欠かさなかったわ。セーニャの方は、よくサボってた??っていうより修行の事なんて忘れてよく恋物語の本を読み耽ってたわねー」
ジュイネ
「そうなんだ、何だかセーニャらしいね」
ベロニカ
「??あんたは幼なじみの子以外に恋愛対象とか居なかったわけ?」
ジュイネ
「え? えっと??。恋かどうかは、分からないけど??年上のお兄さん的存在の人に、ちょっと憧れてた時期はあったかな。よく可愛がってもらったし」
ベロニカ
「へー、そうなのねっ」
ジュイネ
「でもその人は??いつの間にか村を出て行っちゃったんだ。お別れもなしに」
ベロニカ
「うーん、何かき
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