男装の勇者
第四話:王女と王子と騎士と
[28/28]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
ないようにしてやろうかッ??!」
ジュイネ
「─────っ!!」
─────────
──────
マルティナ
「ジュイネ??ジュイネ、しっかりして??!」
ジュイネ
「───あっ??」
マルティナ
「随分、魘されていたわよ。大丈夫? ??な訳はないわね、汗が酷いわ」
ジュイネ
「(え??もしかして、さっきのは夢??)」
マルティナ
「ほら、身体を拭かないと??」
ベロニカ
「汗いっぱいかいたら水分もとらなきゃね。ほら飲みなさい、はいコップ」
セーニャ
「着替えを持ってきましたよ。熱は大分下がってきてますから、自然回復まではもう少しですわね」
ジュイネ
「えっと??カミュは??」
ベロニカ
「あいつならグレイグと外で話して戻って来たあと、また出てったわよ? どこ行くかは言ってないけど??そんなに遅くなるつもりはないってさ」
ジュイネ
「そう??(やっぱり、夢??だよね。なんて夢を見ちゃったんだろう??)」
マルティナ
「あら??また顔が赤くなったわね、熱が上がったのかしら。さぁ、まだ寝てないとダメよジュイネ」
ジュイネ
「う、うん??。グレイグ、将軍は大丈夫だったの?」
マルティナ
「えぇ、キミみたいに高熱までは出さなかったから意識が戻ったらすぐに出て行ってしまったわ。もう少し休んだらって、言ったのだけどね」
ジュイネ
「そう、なんだ??」
マルティナ
「グレイグが言っていたわよ、あの魔女は自分を狙っていたのにジュイネまで巻き込んでしまって済まなかったって??」
ジュイネ
「(いきなり勝手に氷漬けにしてきたのはあの魔女だし??グレイグが謝ることなんてないのに。今度は??いつ逢えるんだろう)」
マルティナ
「もう一度眠りなさいね。安心していいのよ、私達が付きっきりで看病してるから」
ジュイネ
「うん??(あんな夢??また見なければいいな。高熱に魘されてただけだよね??。カミュがそんなふうに僕のこと、見てるはずないし??。グレイグ、は??どうなの、かな??───)」
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ