男装の勇者
第三話:仮面武闘会
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カミュ
「ここがグロッタか??って、何で街の中央の高台にデルカダールの将軍のバカデカいグレイグみてぇな像があるんだよッ?」
ジュイネ
「わ、わぁ??」
シルビア
「う〜ん、そうねぇ??この街でも何かしらの功績を上げたんじゃないかしら?」
セーニャ
「い、今にも襲い掛かって来そうな勢いがありますね??」
ベロニカ
「ジュイネを執拗に追ってる将軍でしょ? 何にしたって気分のいいもんじゃないわねっ」
ジュイネ
「????」
ベロニカ
「ちょっとあんた、見上げたまま何ぼーっとしてるのよ?」
ジュイネ
「えっと、すごいなぁと思って??」
カミュ
「見とれてたのかよ??」
バニーガール
「そこのお兄さんお姉さん達! グロッタに来たのは初めて? 今こんなイベントが開催されてるから、是非参加してみてね♪」
ジュイネが受け取ったチラシを覗き込むカミュ。
カミュ
「ほーん、仮面武闘会か??。優勝者には豪華賞品を贈呈、なぁ。面白そうだが、虹色の枝を探してるオレ達には関係なさそうだな」
シルビア
「ちょっと覗いて見るのもいいんじゃな〜い? 有益な情報が得られるかもよん」
セーニャ
「人だかりが出来ているみたいですね??武闘会の受付けでしょうか」
ベロニカ
「───あっ、見て! 受付けの右側に飾られてるのって、虹色の枝じゃない!?」
ジュイネ
「確かに枝っぽくて、キラキラしてるね??」
荒くれ男
「あれが今大会の優勝賞品、虹色の枝なんだとよ。結構価値あるそうだぜ? 左側のは準優勝賞品のイエローオーブとかいう宝石らしいな!」
ベロニカ
「??今の聞いた? ビンゴねっ! こうなったら武闘会に出場して優勝するしかないわ!」
カミュ
「おチビちゃんは観戦してろよ、オレが出てやるぜ」
ベロニカ
「へぇ? 言うじゃない??だったら優勝してもらおうかしらねっ」
セーニャ
「わ、私も出場した方がいいのでしょうか???」
シルビア
「セーニャちゃん、無理しなくていいのよん。??アタシも出場しようかしら、仲間と途中で当たっちゃう可能性もあるけど優勝の確率を上げといた方がいいわよね〜」
ジュイネ
「だったら僕も出場するよ」
カミュ
「いや、お前は目立たねぇ方が??」
ジュイネ
「仮面付けて闘うなら大丈夫じゃないかな」
カミュ
「そんなもんなのか???」
ベロニカ
「話聞いてきたけど抽選会でペアを決めるそうよ。誰と当たっても上手く協力して闘いなさいよねっ」
カミュ
「(ジュイネと当たれば戦い易いし、守ってやれるんだが??)」
受付けを済ませ、グロッタ闘技会場の抽選会に臨む
ジュイネ、
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