暁 〜小説投稿サイト〜
DQ11長編+短編集
男装の勇者
第三話:仮面武闘会
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な)」

ハンフリー
「俺の筋肉は、歴戦の英雄には遠く及ばない。何せ俺は──いや、何でもない。上腕二頭筋に触れるのはそれくらいにして、宿屋に戻ったらどうだ?」

ジュイネ
「あ、そうだね??触らせてくれてありがとう。それじゃ、明日からの試合がんばろうねハンフリー

 ジュイネは笑顔でその場を後にする。

ハンフリー
「(??俺にとって武闘会の相棒は所詮優勝する為の駒でしかない。しかしあいつは??不思議と守ってやりたいと思えるような奴だな。男か女は、別として)」





 翌日の予選第一試合はハンフリー&ジュイネのチームと、ガレムソン&ベロリンマンのチームの対戦。さほど苦戦せずに勝利し、その後の試合も危なげなく予選突破したハンフリーとジュイネは決勝トーナメント進出。

カミュは予選でペアのミスター・ハンと共に謎の女武闘家と謎の老人のペアと対戦したが、女武闘家の華麗な脚技に呆気なく予選敗退。シルビアは自身のペアと共に余裕で予選突破したらしかった。

仮面武闘会予選終了後一旦ハンフリーと別れたジュイネ。何やら会場出入り口にてベロニカとカミュが言い争いを始めていた。

ベロニカ
「予選落ちって何やってんのよ、あんたあの女武闘家に見とれてたんじゃないのっ?」

カミュ
「んな訳あるか、あの女めちゃくちゃ強かったんだよ! じいさんの方は余裕こいて何もして来なかったが??女武闘家だけでも規格外の強さだったぜ」

ベロニカ
「その上すごーくセクシーだったもんねぇ? 集中力失うのも当然だわっ」

カミュ
「だから見とれてた訳じゃねーって───」

ジュイネ
「確かにあのマルティナって人強かったよね、決勝トーナメントで当たったらかなり苦戦するかも」

カミュ
「そ、そうだぜ、気を付けろよジュイネ。前大会優勝者とペアだからって油断すんなよッ」

セーニャ
「ジュイネ様、予選突破おめでとうございます! カミュ様は残念でしたが、シルビア様も予選突破されましたよっ」

ジュイネ
「??あれ、シルビアの姿が見えないけどどうしたの?」

ベロニカ
「なーんかペアの人と更に親睦を深めてくるとか言って町の上層に行っちゃったわよ」

謎の老人
「??お前さん達、すまんが道を譲ってくれんかの」

女武闘家
「????」

ジュイネ
「(わ??、蝶を象った仮面をしてる時も綺麗だったけど、仮面を取ってる素顔はもっと綺麗??)」

 謎の老人と女武闘家のペアがいつの間にか一行の前に現れていた。

ベロニカ
「あ、ごめんなさいねおじいちゃん。通せんぼしてたわ、今道を空けるわね。??ほらカミュ、脇に逸れなさいよっ」

カミュ
「分かってるっつの??」

 去り際、女武闘家が
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