男装の勇者
第三話:仮面武闘会
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」
ジュイネ
「??大丈夫です、守ってもらわなくてもちゃんと闘えます。何なら大剣だって扱えるし、呪文もそれなりに使えますから」
ハンフリー
「大剣??背丈はそれなりにあるみたいだが、その細身でよく扱えるな」
ジュイネ
「見てて危なっかしいと仲間にも言われるけど、僕自身扱う分には苦じゃないです(重いのは確かだけど??)」
ハンフリー
「ほお、人は見掛けによらないもんだ。他に扱える武器は?」
ジュイネ
「あとは片手剣と??武器じゃないけど盾くらいです」
ハンフリー
「つまり剣類に特化してるのか、まだ若いのに凄いな。俺は爪装備くらいだな??。呪文をそれなりに使えるなら、回復呪文もか?」
ジュイネ
「はい、自分のことは自分で回復出来ます」
ハンフリー
「そうか??なら余り気遣いは無用だな。俺は呪文は使えないが、回復アイテムくらいは持ってるから問題ないぞ」
ジュイネ
「回復アイテム??使ってもいいんですね」
ハンフリー
「あぁ、呪文は使える者と使えない者に分かれるものだし、仮面武闘会では多少の回復アイテムの使用は認められているんだ」
ジュイネ
「なるほど??」
ハンフリー
「───よし、これで心配事はほぼ無くなった。しっかり闘えるならお前が男だろうが女だろうと関係はない、共に優勝を目指すのみだ。改めてよろしくな、相棒!」
ジュイネ
「はい、よろしくお願いしますハンフリーさん」
ハンフリー
「うーん、敬語は堅苦しくて相棒らしくないな。タメ口でいいんだぞ、あと呼び捨てにしてくれて構わないからな」
ジュイネ
「あ、えっと??分かったよハンフリー」
ハンフリー
「あぁ。??さぁ、もう宿屋に戻って休むといい。明日の試合前に迎えに行くからな」
ジュイネ
「うん??えっと、その前に」
ハンフリー
「ん、何だ相棒?」
ジュイネ
「その上腕二頭筋??触ってもいい?」
ハンフリー
「別に構わないぞ、??ほら」
ジュイネに片腕を差し出すハンフリー。
ジュイネ
「わぁ??すっごくカチカチ。グレイグ将軍もこんな感じなのかな??」
惚れ惚れするように両手で触れるジュイネ。
ハンフリー
「ジュイネ、お前もしかしてグロッタの彫像のグレイグ将軍に憧れてるのか?」
ジュイネ
「うん、あの彫像かっこいいよね。ずっと見てたいくらい」
ハンフリー
「あの像はな、16年前この街を襲った魔物の群れを倒してくれたグレイグ将軍への感謝の気持ちの証で作られたんだ。今でも彼は、この町の英雄だな」
ジュイネ
「そう、だったんだ??(16年前ユグノアが魔物の大軍に襲われた時に溢れた魔物がグロッタにも押し寄せたのか
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