男装の勇者
第三話:仮面武闘会
[21/21]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
にグロッタから出て行こうとすると街の出入り口付近にて人集りが出来ており、老若男女問わずジュイネのファンと名乗る者達が握手やサインを求めて来る。
女性
「きゃーん、ジュイネ様ーこっち向いてー?」
老人
「ワシも若ければアタックするんじゃがのー! いやすまん、男子じゃったか??」
子供
「ねぇねぇ、サインしてよー!」
男性
「大人しそうに見えて闘いになると凛々しくなるそのギャップが堪らない??! 握手して下さい!!」
ベロニカ
「あーらら、勇者じゃなくて闘士の方で人気になっちゃったわねぇ」
ジュイネ
「ハンフリーの件もあるし、僕一人じゃ到底優勝出来なかったんだけど??」
セーニャ
「彼に関しては正攻法ではなくとも、ジュイネ様は十分頑張ってらっしゃいましたし、胸を張ってもいいと思いますよ」
カミュ
「おらおら、道を開けてくんねーか。握手もサインもしてる暇ねぇんだからなッ」
ジュイネの前を遮って出るカミュ。
シルビア
「ロウちゃんの手紙によると、ユグノア城跡に来てほしいって事だったわねん。??そこって、ジュイネちゃんの本当の生まれ故郷だったはずよね?」
ベロニカ
「そうだったわね、ジュイネって王じょ??じゃなくて王子でもあったんだっけ。??多くの魔物に滅ぼされてしまったのよね、ユグノア王国は」
ジュイネ
「????」
カミュ
「ジュイネ、辛いのは分かるが虹色の枝の為に行くしかねぇ??って、どこ見上げてんだ?」
ジュイネ
「あ、この街のグレイグ将軍の像を見るのもしばらく見納めかなぁって??」
カミュ
「あのなぁ??緊張感のねぇ勇者様だぜ」
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ