男装の勇者
第三話:仮面武闘会
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カミュ、シルビア。ベロニカとセーニャは観客席で見守る。
ジュイネ
「(僕が割り当てられた番号は11??。そして仮面武闘会と言うだけあってこの仮面を付けて闘うのか??。うーん、似合ってるのかな??自分じゃ分からないや。みんな個性的な仮面してるなぁ、被らないように一つ一つ違うみたいだ)」
ジュイネ
「(??あ、抽選会が始まった。司会の人が箱から番号を取り出して決まった番号同士の人がペアになるのか??)」
ジュイネ
「(───えっ、いきなり11番の僕が呼ばれた。き、緊張する??司会の人の近くに行けばいいのかな。8番の人とペアになるのか??一体どんな)」
女武闘家
「????」
ジュイネ
「(わ??ど、どうしよう、すごく綺麗な人??)」
女武闘家
「よろしくね」
ジュイネ
「(こ、声も深くて素敵な??あ、手を差し出されたから握手しなきゃ)」
謎の老人
「───ちょいと待つのじゃ」
ジュイネ
「(??えっ?)」
謎の老人
「どこの馬の骨とも知らん奴に姫を任せられん、この抽選はやり直しじゃ」
ジュイネ
「(ぁ??握手、出来なかった)」
女武闘家
「????」
ジュイネ
「(あのお爺さんが司会者さんに耳打ちしたら、司会者さんがどこかへ行って戻って来たと思ったら抽選のやり直し??そんなの有りなんだ。しかもお爺さん、僕が組むはずだった女性と組んじゃったし)」
ジュイネ
「(かなり残念だな??あんな綺麗な人と一緒に闘ってみたかった。それにしてもさっきのお爺さん、8番の女性をヒメって呼んだ気がする。どういう関係なんだろう??)」
ジュイネ
「(今度は7番の人になったみたいだ、これでちゃんと決まってくれるといいけど)」
ハンフリー
「??7番は俺だな。チャンピオンのハンフリーだ、よろしく頼むよ」
ジュイネ
「よ、よろしくお願いします??ジュイネ、です。(チャンピオンってことは以前優勝してるんだ。屈強で頼もしそう??グレイグ将軍といい勝負かも)」
ハンフリー
「抽選会が終わったら、少し話をさせてくれないか。予選は明日からだし折角ペアになったんだ、お互いの事をそれなりに知っておかないとな」
ジュイネ
「分かりました。えっと、どこで???」
ハンフリー
「これでも俺は孤児院を運営していてな、街の下層の北西に教会があるんだが、そこが孤児院になってるんだ。抽選会後に来てくれると助かる」
ジュイネ
「はい、そうします」
抽選会終了後、一旦宿屋に集合する一行。
カミュ
「ジュイネのペアは前大会優勝者のチャンピオンか??さすがついてるよなお前」
ジュイネ
「そうかな??僕としてはあの女武闘家さんでもよかっ
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