男装の勇者
第二話:騎士たる者の誇り
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子三人って、のっぴきならない事情がありそうなんだけど」
ジュイネ
「(女子、三人??)」
セーニャ
「女子三人??? 何を仰ってるんですシルビア様? 私達は男子お二人に女子二人なのですけど」
ベロニカ
「(??フォローになってるのかしらそれ)」
シルビア
「アラ〜ごめんなさい! セーニャちゃんの言う通りね!」
カミュ
「(??このおっさん、とっくにジュイネの事気付いてやがるな)」
ジュイネ
「えーっと、僕達が旅をしてる理由は───」
セーニャ
「??近々起きるであろう邪悪な神の復活を阻止する為、ですわ」
ベロニカ
「ちょ、ちょっとセーニャ??! そう簡単にあたし達の使命をバラすもんじゃないわよっ」
シルビア
「へぇ??邪悪な神ちゃん復活を阻止、ねぇ」
カミュ
「雲をつかむような話だからな??真に受けないでくれよ」
セーニャ
「勇者の生まれ変わりであるジュイネ様を守り導く??それが、私とお姉様、カミュ様の使命なのですわ」
カミュ
「(シレッとオレも入ってるようだが??厳密に言うとオレの場合はジュイネの勇者の力を───)」
ジュイネ
「(????僕って、流されてるだけなのかな)」
ベロニカ
「だーかーら、何でそう大事な事を簡単に喋っちゃうのよセーニャ??!」
セーニャ
「シルビア様は悪い方には見えませんし、差し支えないと思ったからですわ」
シルビア
「アラ、そう言ってもらえると嬉しいわ。勇者のジュイネちゃんに、邪悪な神ちゃん復活阻止??それって、邪神ちゃんが復活しちゃうとやっぱり、みんな笑えなくなっちゃうって事よね?」
ベロニカ
「それは??そうよ。邪悪なる闇の存在は人間にとって脅威そのものなんだから」
シルビア
「それは困っちゃうわね〜、みんなが笑えなくなる世界なんてアタシ嫌だもの。??とにかく今は、明日のサソリちゃん退治の為に寝ておきましょ。先にお休みなさ〜い」
カミュ
「??よく分かんねぇおっさんだな」
ジュイネ
「みんなが笑えなくなる世界、か??」
ベロニカ
「どうしたのよジュイネ、あたし達も明日に備えて休んどきましょ」
ジュイネ
「うん??」
翌日、北西部の砂漠にファーリス王子率いる隊とジュイネ達が辿り着くものの、そこには砂漠の殺し屋と呼ばれるデスコピオンの姿はどこにもなかった。
ファーリス王子
「な、何だ??どこにも居ないじゃないか! さてはサマディーの誇り高き騎士であるボクの気配を察して逃げたな??? はっはっは、大した事ないじゃないか!!」
カミュ
「はぁ??調子いいもんだぜあの王子」
セーニャ
「どこに行ったのでしょうね、ここまでの道中
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