男装の勇者
第二話:騎士たる者の誇り
[7/17]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
シルビアって言うんだけど??アナタ達、あの王子ちゃんに頼まれてサソリちゃんを退治しに行くんでしょ? アタシも連れてってくれないかしら」
カミュ
「旅芸人のおっさんが、何のつもりだよ」
シルビア
「足手まといにはならないわよん、剣の心得もあるから。??あの王子ちゃんをこのままにしておくのはよくないと思うのね、アタシなりに何とかしてあげたいのよ」
ベロニカ
「正直目的の物貰ったらあたし達には関係ない話だけど??あのヘタレ王子には心を入れ替えてほしいものだわね」
セーニャ
「周りからの期待に応えきれず、本来の実力が出せていないだけみたいですものね??」
ジュイネ
「シルビアさん、でしたよね。ファーリス王子の件もそうだけど、一緒に戦ってくれるのは心強いです。よろしくお願いします」
シルビア
「あら〜礼儀正しいわねん。けど敬称も敬語もいらないわよん? 気楽にサソリちゃん退治と行きましょ♪」
カミュ
「気楽にって、あのなぁ??。まぁ戦力は多い方がいいか。オレはカミュだ」
ベロニカ
「あたしはベロニカ。旅芸人さんのお手並み拝見させて頂くわね」
セーニャ
「私はセーニャと申します、よろしくお願い致しますわシルビア様。───あっ、私は基本どなたに対してもこの口調なので??気になさらないで下さいませ」
ジュイネ
「僕はジュイネって言うんだ。ファーリス杯で王子の影武者をしてたのは覚えてると思うけど??」
シルビア
「もちろんよ〜、気を抜いたら追いつかれちゃうくらい素敵な走りだったわジュイネちゃん! カミュちゃんにベロニカちゃん、セーニャちゃんも宜しくね! それじゃあ、砂漠の殺し屋のサソリちゃん退治に向かうわよ〜っ!」
カミュ
「何であんたが仕切るんだよ??
てかオレにまでちゃん付け??」
砂漠の北西部、中間地点のキャンプにて一休みする一行。
ファーリス王子
「??何だ、旅芸人のあんたも付いてきたのか」
シルビア
「おジャマしてますわんファーリス王子〜、サソリちゃんを討伐する王子ちゃんの勇姿を見届けたいんですの!」
ファーリス王子
「(こ、この人は??ボクがろくに剣の稽古もせずに戦えないのを分かってて───)」
ファーリス王子
「ま、まぁせいぜい足手まといにならないようにな!」
同じキャンプ場所だが距離を置くファーリス。
シルビア
「はいは〜い、了解〜。??と・こ・ろ・で、ジュイネちゃん達に聞いておきたい事があるんだけど〜、いいかしら?」
ジュイネ
「どうぞ、何でも聞いて」
カミュ
「おいおいジュイネ??何でも聞いてってのは無いだろ」
シルビア
「アナタ達って、何の為に旅をしているの? 男子一人に女
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ