男装の勇者
第二話:騎士たる者の誇り
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カミュ
「何だよおっさん、まさか見送りに来たのか?」
シルビア
「その逆よ、アタシもアナタ達の旅に同行させてほしいの」
ジュイネ
「うん、もちろんだよ。みんなも構わないよね」
ベロニカ
「あんた決断早いわね??。シルビアさん、あたし達の旅の目的はセーニャが話しちゃったから知ってるはずよね。勇者を護り、邪悪なる闇を退けるって」
カミュ
「そうだぜ、旅芸人のあんたにとっちゃ遊び半分に見えるかもしれねぇけどな??」
シルビア
「遊び半分だなんて思ってないわよ。??アタシね、世界中の人達の笑顔を守りたいの。けど邪神ちゃんが復活しちゃったらみんな笑えなくなっちゃうでしょ? だからアタシも勇者ちゃん達の仲間になって邪神ちゃん復活を阻止したいのよん」
セーニャ
「何て素晴らしいお心掛けでしょうか??! 是非とも一緒に来て頂きたいですわっ」
カミュ
「まぁ??そこまで言われちゃあな。遊び半分なんて言って悪かったぜ」
ベロニカ
「そうね??あたしからもお願いするわシルビアさん。うちの勇者様はぼーっとしてて危なっかしいからねぇ」
ジュイネ
「あはは??。これからよろしくね、シルビア」
シルビア
「もちろんよ〜♪ 所でこれからどこへ向かうのかしらっ?」
カミュ
「ダーハルーネって町だな、オレ達が必要としてる虹色の枝がそこ出身の商人に売っぱらわれたらしいからよ」
シルビア
「ダーハルーネといえば貿易が盛んだから、もう別の場所に売られちゃってる可能性もあるわね??。そういえばそこの船倉にアタシの船があるのよん。これからの事考えると船は必須よね、ダーハルーネに着いたら好きに使ってくれていいわよん!」
ベロニカ
「え、シルビアさん個人で船を持ってるの?! それって相当身分が高いんじゃ」
シルビア
「やだわぁベロニカちゃんったら、アタシなんて大した事ないわよおほほほっ」
セーニャ
「これで目的がはっきりしましたね??。ダーハルーネに虹色の枝が既に無くても、情報を集めて船で行方を追う事も出来ますわ!」
ジュイネ
「(船かぁ??川で小舟に乗って遊んだことならあるけど、育った村からほとんど出たことないから初めてかも)」
【ダーハルーネにて】
ダーハルーネでは海の漢コンテストが開かれていて虹色の枝は既にグロッタという町に売り払われているらしく船も出せずに立ち往生していると、ある子供が呪いで声が出せず材料を揃え囀りの蜜をセーニャが調合。
ベロニカ、シルビア、セーニャの三人がその子の元に薬を渡しに向かいジュイネとカミュは海の漢コンテストが終わらない事には船を出せないのでとりあえずコンテストの席を取っておく為に会場へ赴くがそこには───
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