男装の勇者
第二話:騎士たる者の誇り
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」
セーニャ
「お、お姉様ったら??聞こえてしまいますわ??!」
ファーリス王子
「ん??? 君達は何を目的に城に来たのかな?」
ジュイネ
「えっと??、虹色の枝について、お話をさせて頂きたいのですが??」
ファーリス王子
「キミは??ふむふむ、体格はボクより細いけど背丈はほぼ同じだな??これはいけるかも??」
ジュイネ
「(????? な、なんだか値踏みされてるみたいな視線を感じる??)」
ファーリス王子
「虹色の枝と言えば、サマディー王国の国宝の一つだが??、我が父サマディー王は今ファーリス杯で頭が一杯なんだ。代わりに王子である私が話を聞くから、私の部屋へ来てくれるかな?」
カミュ
「(まさか、罠じゃないだろうな??)」
ベロニカ
「(他に宛もないし、付いてくしかないでしょ。万が一何かあっても、あたしの魔法で何とかしてあげるわよ)」
サマディー城、ファーリス王子の私室へ。
ファーリス王子
「───なるほど、君達が虹色の枝を必要としている事は分かった。その代わりと言っては何だが??ボクのお願いを聞いてくれないかな?」
セーニャ
「ファーリス王子様の、お願い??ですか?」
ベロニカ
「(嫌な予感しかしないわ??)」
カミュ
「(やっぱ罠だったんじゃねぇのかおい)」
ファーリス王子
「ここじゃやはり話づらいな??兵士もすぐ近くに居るし。そうだ、今夜城下町でサーカスが開かれるんだ。そこで落ち合って改めて話し合おうじゃないか! 時にキミ??えっと、名前は?」
ジュイネ
「ジュイネ、ですけど??」
ファーリス王子
「ジュイネさんだね、ふむふむ??いやちょっと待ってくれ、キミは??男子だよね??」
ジュイネ
「(疑われてる??? どうしよう、正直に話した方がいいのかな???)」
助けを求めるようにカミュの方を見るジュイネだが、カミュが口を開くより先にセーニャが話す。
セーニャ
「何を仰っておられるのです? ジュイネ様は男子に決まっているじゃありませんか。そうですよね、お姉様?」
ベロニカ
「あー、まぁ??ねぇ」
カミュ
「(セーニャは本心で言ってるみてぇだな??気付いてないのか)」
ファーリス王子
「あっはは、そうだよな! 男子にしては顔立ちが女子のように見えなくもないからつい、ね! とにかく??今夜サーカステントの前で待っているから必ず来てくれたまえ。キミ一人で、ね」
ジュイネ
「わ、分かりました??(交換条件ってことだよね、何をやらされるんだろう??)」
話し終えて一旦城を出、夜まで宿屋で過ごす事に。
カミュ
「オレは反対だ、ジュイネ一人であの王子と二人だ
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