暁 〜小説投稿サイト〜
DQ11長編+短編集
男装の勇者
第二話:騎士たる者の誇り
[2/17]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


セーニャ
「お、お姉様ったら??聞こえてしまいますわ??!」

ファーリス王子
「ん??? 君達は何を目的に城に来たのかな?」

ジュイネ
「えっと??、虹色の枝について、お話をさせて頂きたいのですが??」

ファーリス王子
「キミは??ふむふむ、体格はボクより細いけど背丈はほぼ同じだな??これはいけるかも??」

ジュイネ
「(????? な、なんだか値踏みされてるみたいな視線を感じる??)」

ファーリス王子
「虹色の枝と言えば、サマディー王国の国宝の一つだが??、我が父サマディー王は今ファーリス杯で頭が一杯なんだ。代わりに王子である私が話を聞くから、私の部屋へ来てくれるかな?」

カミュ
「(まさか、罠じゃないだろうな??)」

ベロニカ
「(他に宛もないし、付いてくしかないでしょ。万が一何かあっても、あたしの魔法で何とかしてあげるわよ)」


 サマディー城、ファーリス王子の私室へ。

ファーリス王子
「───なるほど、君達が虹色の枝を必要としている事は分かった。その代わりと言っては何だが??ボクのお願いを聞いてくれないかな?」

セーニャ
「ファーリス王子様の、お願い??ですか?」

ベロニカ
「(嫌な予感しかしないわ??)」

カミュ
「(やっぱ罠だったんじゃねぇのかおい)」

ファーリス王子
「ここじゃやはり話づらいな??兵士もすぐ近くに居るし。そうだ、今夜城下町でサーカスが開かれるんだ。そこで落ち合って改めて話し合おうじゃないか! 時にキミ??えっと、名前は?」

ジュイネ
「ジュイネ、ですけど??」

ファーリス王子
「ジュイネさんだね、ふむふむ??いやちょっと待ってくれ、キミは??男子だよね??」

ジュイネ
「(疑われてる??? どうしよう、正直に話した方がいいのかな???)」

 助けを求めるようにカミュの方を見るジュイネだが、カミュが口を開くより先にセーニャが話す。


セーニャ
「何を仰っておられるのです? ジュイネ様は男子に決まっているじゃありませんか。そうですよね、お姉様?」

ベロニカ
「あー、まぁ??ねぇ」

カミュ
「(セーニャは本心で言ってるみてぇだな??気付いてないのか)」

ファーリス王子
「あっはは、そうだよな! 男子にしては顔立ちが女子のように見えなくもないからつい、ね! とにかく??今夜サーカステントの前で待っているから必ず来てくれたまえ。キミ一人で、ね」

ジュイネ
「わ、分かりました??(交換条件ってことだよね、何をやらされるんだろう??)」

 話し終えて一旦城を出、夜まで宿屋で過ごす事に。


カミュ
「オレは反対だ、ジュイネ一人であの王子と二人だ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ