男装の勇者
第一話:勇者として立つ宿命
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からでしょうね。ほら、何十年も前から世界は不穏の一途を辿ってるでしょ? 国の一つや二つ??多くの魔物のせいで滅んでいるのよ。先代勇者が倒したはずの邪悪なる神の復活の前触れかもしれないわ」
カミュ
「ジュイネが生まれたユグノア王国もそうだな??。確かその前は、バンデルフォン王国ってとこが滅ぼされたらしいが」
ジュイネ
「????」
ベロニカ
「まぁとにかく、出だしはどうあれあんたは勇者として旅立ったんでしょ。強大な闇の力を持った邪悪な存在を退けるのが勇者の使命なら、あたし達双賢の姉妹は勇者のあんたを守り導くだけよ」
セーニャ
「お姉様の仰る通りですわ。どうかこれからよろしくお願い致します、ジュイネ様、カミュ様」
ジュイネ
「けど、僕は───」
ベロニカ
「納得行かないでしょうけど??それがあんたの運命なのよ。勇者の生まれ変わりとしての、ね」
ジュイネ
「(運命??)」
カミュ
「まぁ何にしたって情報が少ねぇな。??そういやルコって子の父親のルパスって奴、どっかで聞いた事のある名前だと思ったが割と有名な情報屋のはずだ。ダメ元で大樹関連の話を聞いてみるか? まだ酒場に居るはずだぜ」
情報屋ルパスの話によると、サマディー王国に命の大樹に関連する虹色の枝という代物があるらしく、広大な砂漠が待ち受けるサマディー地方へとジュイネ達は足を踏み入れるのだった。
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